聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 05月 30日 (木)

マタイ3:1-12
主の道を用意したヨハネ

1.主の道を用意したバプテスマのヨハネ(1-4)
 バプテスマのヨハネは祭司の子でしたが、その生活の舞台はユダヤの荒野でした。彼の使命はキリストの先駆者として、キリストの道を用意して、キリストの道をまっすぐにすることでした。彼は、その使命を担うために、単純で質素な生活をしていました。らくだの毛の着物を着、子死には皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べて生きていました。主の道を用意する者は、自分の生活を顧みることより、使命人としての十字架を負わなければなりません。
2.悔い改めのメッセージを伝えたヨハネ(5-12)
 キリストの道を用意するために、バプテスマのヨハネは、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」と宣べ伝えました。すると、エルサレムとユダヤの全土、ヨルダン川沿いの全地域の多くの人々が集まって来て、罪を告白して、バプテスマを受けました。私たちの心の中に主が臨まれるためには、悔い改めなければなりません。しかし、ヨハネは、そこに集まって来たパリサイ人たちを厳しく咎めました。彼らは、アブラハムの子孫という自負心だけが強く、実際の生活は形式と偽善で満ちていました。本当の悔い改めは、それにふさわしい実を結ぶことです。そうしなければ、毒草のような存在となり、神様のさばきから逃れることができません。バプテスマのヨハネは水でバプテスマを授けますが、イエス様は、聖霊と火のバプテスマをお授けになる方です。それで悔い改め、イエス様を受け入れる時、聖霊の助けによって、救いを得ることができます。

祈り:主よ!バプテスマのヨハネのような使命人の生活をして、救いの福音を熱心に宣べ伝えることができるように、祈ります。

一言:悔い改めることで、主の道を用意しよう



2013年 05月 31日 (金)

マタイ3:13-17
ヨハネからバプテスマをお受けになったイエス様

1.バプテスマをお受けになったイエス様(13-15)
 イエス様がヨルダン川に来られ、ヨハネからバプテスマを受けようとされました。しかしヨハネは到底担うことができず、それを辞退しようとしました。そこで、イエス様は言われました。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです。」(15)。ここで、「正しいこと」(義)とは、イエス様を通して、世を救おうとされる神様の御旨を指します。イエス様は罪がないので、バプテスマを受ける必要がありませんが、神様の義(正しいこと)を実行するために、謙遜にバプテスマをお受けになりました。
2.神様の愛する子、イエス・キリスト(16,17)
 イエス様がバプテスマを受けて、水から上がられた時、驚くべきことが起こりました。第一に、天が開けました。長い間、閉ざされていた天の門が開かれ、天の祝福と救いが人々に臨むようになりました。罪ととがで死んでいた者たちが、永遠のいのちを得、神様の御国に入ることができるように、なりました。第二に、聖霊が鳩のように下って来ました。これは、将来イエス様が成し遂げられる御業が、神様の御霊の働きであることを、教えてくれます。第三に、神様の御声が聞こえて来ました。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」(17)。神様は、ご自分の御声で、イエス様を現わされました。イエス様は神様の御子であり、喜ばれる方です。イエス様は、神様がお認めになったメシヤです。このイエス様を愛し、喜び、それを受け入れる時、救いを得ることができます。

祈り:主よ!罪人のために、バプテスマをお受けになり、感謝します。イエス様は、神様の愛される御子であり、メシヤであることを信じます。

一言:バプテスマをお受けになったイエス様


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