聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 07月 21日 (日)

マタイ12:1-21
安息日の主であるイエス様

1.あわれみは好むが、いけにえは好まない(1-8)
 弟子たちは、安息日に麦畑を通りながら、穂を摘んで食べていました。それを見たパリサイ人たちは、「弟子たちが安息日にしてはならないことをした。」と言って、イエス様に抗議しました。その時、イエス様は、ダビデと祭司を例に上げて、弟子たちを弁護されました。ダビデは神の家に入って、祭司のほかは食べてはならない供えのパンを食べましたが、罰せられませんでした(4)。また、祭司たちは安息日に宮の中で働いても、罪を犯したことにはなりません。しかし、イエス様は宮より大きな方です。それで、安息日であっても、イエス様の中で行なう業は、全て許されます(6)。パリサイ人たちは安息日法に縛られて、弟子たちを批判するのに、熱心でした。しかしイエス様は、形式的ないけにえをささげることより、律法が本当に願っている憐れみを施すことを、望んでおられます。何よりも、安息日の主はイエス様です。安息日は、イエス様を喜ばせる日にならなければなりません(8)。
2.安息日に良いことをすることは、正しいのです(9-21)
 イエス様は、安息日に会堂に来た右手のなえた人の手を、直してくださいました。イエス様は、安息日に、いのちを生かされました。ところが、パリサイ人たちは、「イエス様が安息日を破った。」と言って、イエス様を殺そうとしました。イエス様は安息日に命を生かされましたが、彼らは安息日の律法を利用して、イエス様を殺そうとしました。

祈り:主よ!安息日の主であることを感謝します。私が、安息日に、積極的に良いことを行なって、人を生かします。

一言:安息日に良い事をすることは、正しい



2013年 07月 22日 (月)

マタイ12:22-37
聖霊に逆らう冒涜は赦されません

1.聖霊の力を受けて、悪霊を追い出されたイエス様(22-30)
 イエス様は、悪霊につかれた、目も見えず、口もきけない人を癒してくださいました。群衆は、それを見て、イエス様がキリストであることを悟りました(23)。しかし、パリサイ人たちはこれを聞いて妬み、「イエス様が悪霊のかしらベルゼベルの力で、悪霊を追い出している。」と、うそぶいていました。その時、イエス様は彼らに反論されました。「どんな国でも、内輪もめして争えば荒れすたれ、どんな町でも家でも、内輪もめして争えば立ち行きません。もし、サタンがサタンを追い出していて仲間割れしたのだったら、どうしてその国は立ち行くでしょう。」(26)。また、「強い人の家にはいって家財を奪い取ろうとするなら、まずその人を縛ってしまわないで、どうしてそのようなことができましょうか。」と反問されました(27)。イエス様が悪霊を追い出すことができたのは、悪霊のかしらを縛ったからであり、それは、イエス様が悪霊の王より強いことを証ししています。イエス様が悪霊を追い出されたのは、悪霊の力を借りたからではなく、悪霊の王よりもさらに強い神様の霊、すなわち聖霊の力を受けられたからです(28)。イエス様は私たちから、全ての悪霊を追い出され、私たちが完全で、きよい生活ができるようにしてくださいます。
2.聖霊に逆らったパリサイ人たち(31-37)
 パリサイ人たちは聖霊に逆らい、冒涜しました。人の全ての罪と、人の子に逆らうことは赦されますが、聖霊に逆らう冒涜は赦されません(32)。彼らは、根本的に、悪い心を持っているので、悪いことばしか話すことができず、聖霊にさえも逆らいます。このような人は、必ず、さばきを受けるようになります(36,37)。

祈り:主よ!イエス様は悪霊を追い出す力を持っておられます。私が故意に、聖霊に逆らう罪を犯さないように、助けてください。

一言:聖霊に逆らう冒涜をしてはならない



2013年 07月 23日 (火)

マタイ12:38-50
人の子も三日間、地の中にいます

1.イエス様がお見せになるしるし(38-45)
 宗教指導者たちはイエス様に「しるしを見せて欲しい。」と要求しました。ところが、イエス様は「その時代が悪く、淫乱な時代だ。」と嘆かれました。しるしを要求するのは、イエス様に従おうとするためではなく、利用しようとするためであり、また、イエス様を信じようとするためではなく、非難するためでした。イエス様は、彼らに見せるしるしがあるとすれば、「ヨナのしるしのほかにはない。」と言われました。ヨナは三日三晩大魚の腹の中に過ごしてから、出て来ました。イエス様も、ヨナのように、三日三晩、地の中に過ごされてから、よみがえられます(40)。イエス様の死とよみがえりは、イエス様が私たちを救ってくださる、という最も確かなしるしです。それを信じることができなければ、どんなしるしを見せてくださっても、イエス様を信じることができません。イエス様は、「さばきの日には、ニネベの人々や南の女王が、この人々を罪に定める。」と警告されました。ニネベの人々はヨナのメッセージを聞いて悔い改め、南の女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから訪ねて来ましたが、人々は、ヨナやソロモンよりもまさったイエス様の御言葉さえも受け入れず、しるしだけを要求したからです(42)。
2.イエス様の本当の家族(46-50)
 母親と兄弟たちがイエス様に会いに来たという言葉を聞いて、イエス様は弟子たちを指して、彼らがイエス様の母親であり、イエス様の兄弟たちであると言われました。父なる神様の御心を行なう者が、イエス様の本当の家族です。

祈り:主よ!私がしるしを求めるより、イエス様の御言葉を信じて、従うように助けてください。私が主の家族になるように、助けてください。

一言:しるしを求めることより、悔い改めなさい


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