聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 01日 (木)

マタイ16:1-12
パリサイ人のパン種には気をつけなさい

1.しるしを求める悪い、淫乱の時代(1-4)
 パリサイ人とサドカイ人たちは、その時代の宗教指導者たちでした。彼らがイエス様に、イエス様が天から来られたしるしを見せてください、と頼みました。彼らがしるしを求めるのは、イエス様を信じようとすることよりも、試みようとするためでした。彼らは自然現象を見分けて天気が分かるように、イエス様がなさる御業を見て、イエス様がキリストであることを、知らなければなりませんでした。しかし、彼らは貪欲の悪のために、キリストが来られたことが分別できず、神様の御怒りを買っていました。イエス様は、その時代を悪い、姦淫の時代だと言われました。真理の御言葉を捨て、イエス様がどんな方であるのかを知ろうともせず、自分が何をしているのかも分からない時代は悪い、淫乱の時代です。このような時代は、神様の御怒りを受けるようになります。
2.パリサイ人のパン種には気をつけなさい(5-12)
 パリサイ人たちは、うわべは敬虔なふりをしていましたが、実は、形式的な生活をしていました。サドカイ人たちは現実的で、復活を信じなかったために、彼らの全ての関心が、この時代での出世と安楽と栄光に注がれていました。彼らの生活と教えは、まるでパン種のように、全ての人々に悪影響を及ぼしました。イエス様の弟子たちも、知らず知らずのうちに、彼らの形式主義と世俗主義を受けてしまいがちです。彼らの影響を受けるなら、信仰の生命を喪失し、味気のない塩みたいになってしまいます。今日の私たちは、世俗的なキリスト教を厳しく警戒していなければなりません。

祈り:主よ!私が知らず知らずのうちに、世俗的なパン種に染まっていました。私が悔い改め、これからは、イエス様中心の生活をします。

一言:私の中の、パン種を取り除く



2013年 08月 02日 (金)

マタイ16:13-28
生ける神の御子キリスト

1.ペテロの信仰告白(13-20)
 イエス様は、ピリポ・カイザリヤの地方で、弟子たちに大切な質問をされました。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」当時の人々は、イエス様をバプテスマのヨハネ、エリヤ、預言者エレミヤ、また預言者の一人として見ていました。続けて、イエス様は弟子たちに尋ねられました。「あなたがたは、わたしをだれだと言っていますか。」その時、シモン・ペテロが答えました。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」人々は、イエス様が偉大な人物としてしか、見ていません。しかしペテロは、イエス様の、神様の御子としての御姿、すなわちイエス様の神性を見ました。また、聖書で預言されたキリストであることを、知っていました。イエス様は、ペテロの告白を喜ばれ、彼に天の御国の鍵を与える、と約束されました。
2.弟子の道(21-28)
 ペテロの信仰告白を聞かれた後、イエス様は初めて、キリストが十字架で死なれ、よみがえらなければならないことを、教え始められました。しかし、ペテロは拒みました。それで、イエス様は弟子たちに、弟子の道を教えられました。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。」誰でも、イエス様の弟子になるためには、自分を捨て、自分の十字架を負わなければなりません。このように生きると、自分のいのちを失ってしまうかのように、思えます。しかし、実は、それが救いの道であり、いのちを得る道です。

祈り:主よ!イエス様は、私の永遠のキリストです。私が自分を捨て、十字架を負って、主に従って生きることを、もう一度決断します。

一言:イエス様は、私のキリストです。


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