聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 03日 (土)

マタイ17:1-13
彼の言うことを聞きなさい

1.御姿が変わったイエス様(1-3)
 イエス様が苦しみを受け、死んで、よみがえらなければならない、という御言葉は、弟子たちに大きな衝撃を与えました。その六日後に、イエス様は、ペテロとヤコブとヨハネを連れて、高い山に導いて行かれました。山に登られたイエス様は、彼らの目の前で、御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光りのように白くなりました。今まで見ることのできなかった栄光ある御姿でした。この御姿は、天におられた時の、イエス様の本来の御姿であり、イエス様が十字架で死なれ、よみがえられ、天に上られる時の御姿であり、再び来られる時の栄光ある御姿です。イエス様は、苦難だけを考えて悲しみ、絶望する弟子たちに、苦難の後に得る光輝く栄光を見せてくださいました。そうすることで、弟子たちが、将来来る天の御国の栄光に対する信仰と望みを持って、今の苦しみを喜びで担うように、助けてくださいました。
2.彼の言うことを聞きなさい(4-13)
 栄光の姿に陶酔したペテロは、そこに三つの幕屋を造って、生活しようとしました。その時、雲の中から神様の御声が聞こえて来ました。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい。」(5)。弟子たちは、十字架についての御言葉は負担に思い、聞こうとはしませんでした。しかし、イエス様は神様の御子です。彼らは、イエス様の御声を聞かなければなりません。恵みある御言葉だけではなく、負担に思う御言葉も、喜んで聞かなければなりません。苦しみがなくては、栄光もありません。

祈り:主よ!私は栄光の主を慕い求めます。栄光の望みの中で、主のあしあとをたどって行けるように、助けてください。

一言:苦難の主は、栄光の主



2013年 08月 04日 (日)

マタイ17:14-27
からし種ほどの信仰

1.あなたがたの信仰が薄いからです(14-21)
 ひとりがイエス様のすぐ近くに来て、「苦しんでいる息子を直してください。」と切実に願い求めました。その子どもは、弟子たちが直そうと何度も試みましたが、直すことができませんでした。ところが、イエス様が悪霊をおしかりになると、悪霊は出て行き、その子は直りました。弟子たちは、なぜ自分たちが失敗したのかを、尋ねました。イエス様は言われました。「もし、からし種ほどの信仰があったら、この山に、『ここからあそこに移れ。』と言えば移るのです。どんなことでも、あなたがたにできないことはありません。」(20)。伝道旅行の時、弟子たちは悪霊を追い出した経験がありました。それで、彼らは軽く考えて、安請け合いをしましたが、失敗に終わりました。彼らが失敗した原因は、神様を信じる信仰によって行なわずに、経験に基づいて行なったからです。大きなことを成し遂げるためには、いつも信仰によって行なわなければなりません。謙遜に、神様の御前に出て行き祈ることで、神様の力を受けるようになります。からし種ほどの小さな信仰でもあれば、できないことはありません。大きな御業を成し遂げられない原因を自分の能力から捜すのではなく、信仰を持たなければなりません。
2.彼らにつまずきを与えないために(22-27)
 イエス様がカペナウムに来られた時、宮の納入金を集める人たちがペテロに言いました。「あなたがたの先生は、宮の納入金を納めないのですか。」イエス様は神様の御子なので、宮の納入金を納める義務がありません。しかしイエス様は、つまずきを与えないために、宮の納入金を納めました。イエス様は万物の主ですが、極めて謙遜な方です。

祈り:主よ!私の信仰が薄かったことを悔い改めます。これからは、信仰の人になります。

一言:問題は信仰


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