聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 05日 (月)

マタイ18:1-14
天の御国で一番偉い人

1.自分を低くする者(1-4)
 弟子たちがイエス様のところに来て言いました。「天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」。弟子たちは、自分たちが天の御国に入るのは当然のことであり、天の御国では誰が一番偉いのか、という序列の問題に関心がありました。ところが、イエス様は、「子どものようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。」と言われました。子どもは、その心は純粋で、その中に野心を持っていません。また、両親や先生の言う事を単純に受け入れ、従います。イエス様は、主の弟子たちが、心の中にある傲慢や野心を捨て、子どものように純粋で、謙遜な心を持つことを願われます。天の御国では、謙遜に自分を低くする者が、一番偉い人です。
2.小さい者を尊く思う者(5-14)
 子どもは、大人を学ぶ良い点を持っていますが、成熟できずに、足りない点も多くあります。それで、子どもを受け入れ、愛し、助けなければなりません。子どもが足りないからといって、無視したり、軽んじたりして、つまずきを与えるなら、その人は忌まわしいものです。私たちに、弱い人をつまずかせる罪の要素があるなら、なくしていかなければなりません。イエス様は、百匹の羊のうち、一匹がいなくなると、九十九匹を山に残して、いなくなった一匹を捜し回る良い羊飼いです。神様は、一人の小さい者であっても、いなくなることを、望まれません。このような神様の御心を持つ者が、本当に偉い人です。

祈り:主よ!私は傲慢で、一人の小さい者を尊く思うことができませんでした。私を憐れんでくださり、主の御心を見習うように助けてください。

一言:小さい者一人を尊く思う人



2013年 08月 06日 (火)

マタイ18:15-35
心から兄弟を赦しなさい

1.悔い改めさせるために、最善を尽くしなさい(15-20)
 兄弟が罪を犯した時、かばってしまいがちです。それは、兄弟のためのようですが、実際は、その兄弟のたましいを滅ぼすことです。だからと言って、兄弟を多くの人の前で、公開的に咎めるなら、その心はなえ、そのたましいを失うことにもなりかねません。それで、最初は個人的に教え、その次には、二人か三人の証人を連れて、その罪を悟るように助け、その次には、教会に告げなければなりません。一番良い方法は、兄弟のために、心を合わせて祈ることです。イエス様は約束されました。「もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」(19)。
2.心から兄弟を赦しなさい(21-35)
 私たちは、罪を犯した兄弟を悔い改めさせるために、最善を尽くさなければなりません。どれくらいまで、赦すべきでしょうか。イエス様は、「七度を七十倍するまで、赦しなさい」と言われました。私たちは、神様から一万タラント(当時のユダヤ全域の税収が八百タラント)の負債を免除していただきました(24-27)。それにも関わらず、私たちが兄弟の百デナリ(一万タラントの六十万分の一)の負債を免除しなかったら、どうなるのでしょうか(28-34)。私たちは神様からの恵みを受けた者として、心から兄弟を赦さなければなりません。私たちが、兄弟の小さな罪を赦さなければ、神様も私たちの罪を赦してくださいません。

祈り:主よ!私は、なかなか兄弟を赦すことができません。主の赦しを学び、私も赦しの愛が豊かな人になるように、助けてください。

一言:一万タラントの負債を免除された者


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