聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2013]

2013年 08月 20日 (火)

マタイ26:1-30
契約の血

1.イエス様に香油を注いだ女(1-13)
 イエス様がベタニヤのシモンの家で食事をしておられた時、ひとりの女がたいへん高価な香油のはいった石膏のつぼを持って来て、イエス様の頭に注ぎました。弟子たちは、「彼女が高価な香油を無駄にした。」と言って、憤慨しました。しかしイエス様は、「彼女が、イエス様に対してりっぱなことをしてくれた。」と言われ、「福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も方らられ、記念となるでしょう。」と言われました。イエス様は、私たちがささげる真心を尊ばれ、それを福音の御業に尊く、用いてくださいます。
2.過越しの食事(14-30)
 イエス様は、過越しの食事をされる時、弟子たちにパンを裂いて与えながら言われました。「取って食べなさい。これはわたしのからだです。」また、ぶどう酒の杯を与えながら、言われました。「みな、この杯から飲みなさい。これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。」イエス様が十字架で、からだが引き裂かれ、血を流されたのは、全人類の罪を贖うためでした。罪の力は強く、血を流さなければ、罪の赦しはありません(ヘブ9:22)。イエス様は、私たちの罪のために十字架につけられ、血を流して死なれました。そして、その贖いの死が、私のためのものであることを信じる時、罪の赦しを受け、永遠のいのちを得るようになります。また、本性も変えられ、新しい人になります。

祈り:主よ!私の罪のために、十字架で血を流された主を仰ぎ見ながら、主の愛を感じます。私が主の血を信じながら、罪の赦しを受け、正しい生活をするように、助けてください。

一言:契約の血



2013年 08月 21日 (水)

マタイ26:31-75
あなたのみこころのように

1.ゲツセマネの祈り(31-46)
 イエス様は、「ペテロが三度、イエス様を『知らない』と言うであろう」と言われました。この御言葉は、イエス様がすぐに十字架で死なれることを知らせ、心の準備をさせるためでした。その後、三人の弟子と共に、ゲツセマネという所に来られたイエス様は、ひどく悲しみ、もだえ始められました。イエス様は、弟子たちに、「目をさましていなさい。」と祈りを頼み、少し進んで行って、神様に祈られました。イエス様はまず、「できますならば、十字架の死、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。」と祈られました。イエス様は十字架の死を避けることを願われました。しかし、イエス様はすぐに、「わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」と祈られました。イエス様はこの祈りを三度も繰り返されました。イエス様は、私たち人間の罪を背負うために、血と汗を流して、祈られました。ついに、神様の御旨に聞き従う力を得たイエス様は、大胆に十字架に向かって、進んで行かれました。
2.議会での裁判(47-75)
 その日の夜、イエス様は逮捕され、議会で裁判を受けられました。ところが、イエス様はそこで、ご自分が神の御子キリストであることを、証しされました。また、ご自分が復活して天に上られた後、栄光の主として再臨されることを、宣布されました(64)。イエス様は、権力たちを、少しも恐れませんでした。イエス様は、祈りで、弱さと恐れに打ち勝ち、神様の御旨に従いました。

祈り:主よ!私がイエス様のゲツセマネの祈りを学び、苦難と死があっても、神様の御旨に従う者になります。

一言:従順のための祈りの闘争


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