聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2015]

2015年 01月 28日 (水)

マタイ3:1-12
主の道を用意したヨハネ

Ⅰ.主の道を用意したバプテスマのヨハネ(1-4)
 バプテスマのヨハネは祭司の息子でしたが、彼の生活の舞台はユダヤの荒野でした。彼の使命は、キリストの先駆者として、キリストの道を用意し、キリストの通られる道をまっすぐにすることでした。彼は、この使命を担うために、シンプルで、質素な生活をしました。ラクダの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べて過ごしました。主の道を用意する者は、自分の生活をすることより、使命人の十字架を担わなければなりません。
Ⅱ.悔い改めのメッセージを伝えたバプテスマのヨハネ(5-12)
 キリストの道を用意するために、バプテスマのヨハネは、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」と伝えました。エルサレムと、ユダヤ全土、ヨルダン川沿いの全地域の、多くの人々が集まって来て、罪を告白し、バプテスマを受けました。私たちの心の中に、主が臨まれるためには、悔い改めなければなりません。しかし、ヨハネは、そこに来たパリサイ人たちを、厳しく咎めました。彼らは、「アブラハムの子孫だ」という自負心が強いだけで、実際の生活は、形式と偽善で満ちていました。本当の悔い改めは、それにふさわしい実を結ぶことです。そうしなければ、まむしの子孫となって、神様のさばきから逃れることはできません。バプテスマのヨハネは水でバプテスマを授けますが、イエス様は、聖霊と火とのバプテスマをお授けになる方です。それで、悔い改めて、イエス様を受け入れる時、聖霊の助けによって、救いを得ることができます。

祈り:主よ!バプテスマのヨハネのように、使命人の人生を生きるようにし、救いの福音を力強く伝えるように、助けてください。

一言:悔い改めることで、主の道を用意せよ



2015年 01月 29日 (木)

マタイ3:13-17
ヨハネからバプテスマを受けたイエス様

Ⅰ.バプテスマを受けたイエス様(13-15)
 イエス様が、ヨルダン川に来られ、ヨハネからバプテスマを受けようとされました。しかし、ヨハネは到底担うことができず、それを辞退しようとしました。そこで、イエス様は言われました。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです。」ここで、「正しいこと」とは、イエス様を通して、この世を救おうとされる神様の御旨を指しています。イエス様は、罪がないので、バプテスマを受ける必要はありませんが、神様の義を成し遂げるために、謙遜にバプテスマをお受けになりました。
Ⅱ.神様の愛する子、イエス様(16,17)
 イエス様がバプテスマを受けて、水から上がって来られた時、驚くべきことが起こりました。第一に、天が開けました。長い間、閉ざされていた天の門が開き、天の祝福と救いが人々に臨むようになりました。罪と咎で死んだ者たちが永遠のいのちを受け、神様の御国に入ることができるようになりました。第二に、聖霊が鳩のように下って来られました。これは、これからイエス様がなさる御業が、神様の御霊の御業であることを話してくれます。第三に、神様の御声が聞こえて来ました。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」(17)。神様は、イエス様のことを放し、明らかにしてくださいました。イエス様は、神様の愛する御子であり、喜ばれる方です。イエス様は、神様がお認めになったメシヤです。このイエス様を愛し、喜び、受け入れる時に、救いを得ることができます。

祈り:主よ!罪人のために、バプテスマを受けられ、感謝します。イエス様は、神様の愛される御子であり、メシヤであることを信じます。

一言:バプテスマを受けられたイエス様


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