聖書別日ごとの糧   >>   マタイ[2015]

2015年 03月 24日 (火)

マタイ6:1-18
本当の信仰生活

Ⅰ.施し(1-4)
 施しをしながら、人々に見せようとラッパを鳴らし、マスコミに名前を売り込む人々がいます。このような人々は、人々の称賛を受けることで、すでに自分が望んでいる報いを受けました。それで、神様から報いを受けることができません。私たちが施しをする時、右の手のしていることを左の手に知られないように、密かにしなければなりません。隠れた所で見ておられる神様が、彼らに報いてくださいます。
Ⅱ.祈り(5-8)
 祈りは、クリスチャンのたましいの呼吸であり、神様の対話として、霊的な生活には必須的な要素です。ところが、パリサイ人たちは、人々に見せるために、会堂や通りの四つ角に立って、祈るのを好みました。それは、たましいの呼吸でもなく、神様との対話でもありません。祈りは、密かに神様にささげなければなりません。また、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはならず、はっきりとした望みと信仰を持って、祈らなければなりません。密かに祈る時、そこから来る祝福は、「祈りが上手いね」と人々から称賛されるものとは、比べ物になりません。
Ⅲ.断食(16-18)
 断食する時、人の同情を買うために、やつれた顔つきをし、悲しい顔を見せてはいけません。むしろ、日頃よりも、身なりを整えて、密かに行なわなければなりません。人に認められたり、称賛を求める者は、神様から受ける報いはありません。

祈り:主よ!私が人の報いを求めずに、神様の報いを仰ぎ見て、神様の御前で、真実に生きるように助けてください。

一言:人の称賛より、神様の報いを受けよう



2015年 03月 25日 (水)

マタイ6:9-15
こう祈りなさい

 イエス様は、弟子たちに、「だから、こう祈りなさい。」と言われ、祈りの模範を示してくださいました。これを、「主の祈り」と呼んでいます。
 ①天にいます私たちの父よ:祈りには、はっきりとした対象がなければなりません。私たちは、造り主であり、私たちのたましいの父である神様の愛を信頼して、その方に祈らなければなりません。
 ②御名があがめられますように:これは、クリスチャンの最初の祈りの課題です。私たちの神様は、全ての造られたものから、礼拝と献身と賛美を受けるのに、ふさわしい方です。私たちは、自分の内に、また、自分を通して、神様の御名があがめられるように祈り、また、その生活をしなければなりません。
 ③御国が来ますように・・・行なわれますように:私たちは、天の御国の望みを持ち、この地に神様の御国が立てられて拡張されるように、そして、神様の御旨が行なわれるように、と祈らなければなりません。
 ④日ごとの糧をお与えください:私たちは、日々、必要な全てのものを満たしてくださる神様を信じ、感謝して、求めなければなりません。
 ⑤私たちの負いめをお赦しください:肉体のいのちのために、日ごとの糧を求めるように、霊的ないのちのために、罪の赦しを求めなければなりません。
 ⑥私たちを試みに会わせないで:サタンは、私たちをつまずかせようと、虎視眈々と機会をうかがっています。このようなサタンの試みに会わないように、時ごとに、神様に祈らなければなりません。
 ⑦悪からお救いください。国と力と栄とは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。

祈り:主よ!私の生活を通して、主の御名があがめられることを、願います。

一言:御名をあがめさせたまえ



2015年 03月 26日 (木)

マタイ6:19-34
まず、何を求めるのか

Ⅰ.宝を天にたくわえなさい(19-24)
 人々は、物が幸福をもたらすと考え、自分の宝を地上にたくわえようとします。しかしイエス様は、「自分の宝は、天にたくわえなさい。」と言われます(20)。地上にたくわえられた宝は、安全ではありません。宝を、救済や福音の御業に用いることで、天にたくわえることが、最も安全です。宝を天にたくわえる時、何よりも、天から来る本当の幸福を味わうことができます。人は、神様と宝に、同時に仕えることはできません(24)。宝を、積極的に神様のために用いなければ、宝を崇拝するしかありません。
Ⅱ.神の国とその義とをまず第一に求めなさい(25-34)
 主にだけ従う生活をして、食べる問題はどうしたら良いのか、という心配が起きます。しかし神様は、空の鳥も養い、野のゆりも着せてくださいます。まして、その愛する子どもたちには、どのようにされるのでしょうか。心配は、神様を信じないことから生じます(30)。それで、私たちは、食べる物を求めることより、まず神の国とその義とを求めなければなりません。私たちの人生の目的を、福音を伝え、神様の御国を広げていくことに、置かなければなりません。まず、自分の現実問題を解決してから、神様の御国のために、働くと言う人は、現実にだけ縛られて、生涯、価値あることが何もできないでいます。現実がどうであれ、神の国とその義とをまず第一に求める時、神様がそれに必要な全ての物を満たしてくださいます。

祈り:主よ!私が健全な価値観を持って、神の国とその義とをまず第一に求める生活をします。

一言:神の国とその義とをまず第一に


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