聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2010]

2010年 07月 17日 (土)

マルコ3:1-19
十二使徒を任命されたイエス様

Ⅰ.片手のなえた人を癒されたイエス様(1-6)
 イエス様が会堂に入られた時、そこに片手のなえた人がいました。宗教指導者たちは、安息日であっても、イエス様がその人を直すだろうと予想し、そうなれば、イエス様を訴えようとしました。彼らは病人を利用して、イエス様を訴えようとしました。イエス様はこのような彼らの良心に訴えられました。
「安息日にしてよいのは、善を行うことなのか、それとも悪を行うことなのか。いのちを救うことなのか、それとも殺すことなのか」(4)。そして片手のなえた人を癒されました。そのためにイエス様はいのちの危険にさらされるようになりました(6)。イエス様は羊たちのいのちを生かすために、ご自分のいのちを捨てた良い牧者です(ヨハ10:11)。
Ⅱ.十二使徒を選ばれたイエス様(7-19)
 イエス様の知らせが広がると、牧者の愛が必要な数多くの群集が集まって来ました(7-11)。その時、イエス様は山に登って行き、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せて、十二人を立てられました。イエス様が彼らをお立てになった目的は、身近に置いて、イエス様とその御言葉を学ばせるためであり、また彼らを遣わして、福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持った牧者として育てるためでした。
 イエス様は、牧者を必要とする群集と彼らの牧者にならなければならないパリサイ人たちのかたくなな心をご覧になり、弟子として養成されました。イエス様は学者や政治家や事業家より、霊的な指導者を育てようとされました。なぜなら人の根本の問題はたましいの問題だからです。

祈り:主よ!足りない者を使徒として召され、育ててくださり感謝します。私が羊の群れの良い牧者として成長するように、助けてください。

一言:弟子養成



2010年 07月 18日 (日)

マルコ3:20-35
イエス様の本当の家族

Ⅰ.サタンを縛り上げられたイエス様(20-30)
 イエス様が悪霊に取りつかれた者たちを権威によって追い出されると、律法学者たちは、「イエス様が悪霊どものかしらベルゼブルの力を借りて、悪霊どもを追い出しているのだ。」と言って、悪評を言いました。しかしイエス様が、もし悪霊の王ならば、悪霊を追い出せるわけがなりません。なぜなら国が内部で分裂したら、滅びるからです。また強い人の家に押し入って、家財を略奪するには、その人よりも強い者がその人を縛り上げなければなりません。イエス様が悪霊を追い出されるのは、イエス様が悪霊よりも強い方、キリストであることのあかしです。人は悪霊の強い力にとらわれています。サタンは人をつかんで、罪とやみと死に追いやります。人には、このサタンに勢力から自分を救ってくれる、サタンより強い救い主が必要です。イエス様は聖霊の力でサタンを縛り上げ、人々を救うために、来られたキリストです。
Ⅱ.神様のみこころを行う人(31-35)
 イエス様の母と兄弟たちが訪ねて来た、という知らせを聞いて、イエス様は言われました。「ご覧なさい。わたしの母、わたしの兄弟たちです。神のみこころを行う人はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」イエス様は肉親の家族よりも、神様のみこころを行う人々を本当の家族であると思われました。またその肉親の家族たちも、神様のみこころを行う人になること、を願われました。家族がイエス様を信じることで救いを受け、神様のみこころに従うように、助けることが正しい家族愛です。

祈り:主よ!私が神様のみこころを行う同労者たちを尊く思い、神様の御前で私の家族を愛するように助けてください。

一言:神様中心の家族が本当の家族


<<(1)    前のページ(2)    3    次のページ(4)    (16)>>

聖書別日ごとの糧