聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2010]

2010年 07月 19日 (月)

マルコ4:1-20
種を蒔く人のたとえ

 今日の御言葉で、イエス様は「種を蒔く人のたとえ」を話されました。種を蒔く人が出かけて種を蒔いている時、種が道ばたに、別の種が土の薄い岩地に、別の種がいばらの中に、そして別の種が良い地に落ちました。ところが良い地に落ちた種は三十倍、六十倍、百倍の多くの実を結びましたが、ほかの畑では実を結ぶことができませんでした。
 このたとえで、「種を蒔く人」はイエス様、「種」は神様の御言葉を指します。また道ばた、土の薄い岩地、いばらの中、良い地は、それぞれ神様の御言葉を聞く私たちの心を指します。イエス様は、人々の心に神様の御言葉の種を蒔くために、来られました。人々の心に神様の御言葉が蒔かれ、その御言葉が実を結び、罪の赦しを受け、神様の国の救いの奥義を知らせようとされました(11,12)。神様の御言葉は生きていて、力があります(ヘブ4:12)。それで私たちの心の畑さえ良ければ、必ず実を結びます。イエス様の御言葉を学んでも実を結べないのは、心が驕慢であり、御言葉を受け入れないからです。またせっかちで、すべての欲望に捕らわれているからです。
 良い心の畑は謙遜に御言葉を聞いて受け入れる人です。「御言葉を受け入れる」とは聞いた御言葉を自分の人生観と価値観と生活の基礎に置いて、御言葉に従うことです。その時、救いと永遠のいのちを得て、実を結ぶ人生を生きるようになります。

祈り:主よ!私が御言葉の前に悔い改めることで、良い心の畑になるように助けてください。御言葉の力を信じて御言葉の種を蒔くように、助けてください。

一言:心の畑が問題である



2010年 07月 20日 (火)

マルコ4:21-34
御言葉と神の国

Ⅰ.燭台の上のあかり(21-25)
 人があかりを持って来るのは、枡の下や寝台の下に置くためではありません。燭台の上に置いて明るくするためです。あかりは明るくなければ価値がありません。あかりがあると、暗闇は退きます。神様の御言葉はあかりのようです(詩119:105)。神様の御言葉を受け入れたクリスチャンたちは暗い時代のあかりにならなければなりません。御言葉を深く研究し、黙想しなければなりません。そして御言葉に従って生きなければなりません。
Ⅱ.生長する種のたとえ(26-34)
 神様の国は、まるで人が地に種を蒔くようなものです。種に蒔かれた種は、農夫が知らない間に生長します。初めに苗、次に穂、次に穂の中に実が入ります。このように神様の国も段階を経て生長します。そして私たちの中に臨んだ神様の国が生長し、実を結ぶまで耐え忍ぶ姿勢が必要です。
 神様の国はからし種のようです。からし種は種の中で最も小さなものです。しかし地に巻かれてからは、空の鳥がその陰に巣を作れるほどに生長します。神様の国もからし種のように、一言の御言葉から始まりますが、将来は世の万民がとどまるほどに生長します。また神様の御言葉は人を成長させます。いくら足りない人であっても、神様の御言葉の中で、信仰の巨木として成長することができます。

祈り:主よ!私がせっかちで信仰がないことを悔い改めます。熱心に御言葉を伝えます。

一言:信仰と忍耐によって、御言葉を伝えよう



2010年 07月 21日 (水)

マルコ4:35-41
信仰がないのは、どうしたことです

(40)
Ⅰ.黙れ、静まれ(35-39)
 夕方になって、イエス様は弟子たちに言われました。「さあ、向こう岸へ渡ろう」そこで弟子たちは舟をこいで、湖を渡っていると、突然激しい突風が起こり、船は波をかぶって、水でいっぱいになりました。このような中で、イエス様はとものほうで、枕をして眠っておられました。弟子たちは恐ろしくなってイエス様を起こしました。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」イエス様は弟子たちの押し迫った泣き叫ぶ声を聞いて起き上がり、風をしかりつけ、湖に向かって命じられました。「黙れ、静まれ。」すると風はやみ、大なぎになりました。御言葉一つで突風を静められたイエス様は世の万物を主管される創造主の神様です。
Ⅱ.信仰がないのは、どうしたことです(40,41)
 風を叱り、静められたイエス様は、今度は弟子たちを咎めて言われました。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」
弟子たちは突風の中で、ひどく苦労をしましたが、イエス様は彼らを同情したり慰労したりされませんでした。むしろ弟子たちに信仰がないことを咎めました。彼らのそばには、イエス様がおられますが、弟子たちはイエス様を見ることができずに、突風だけを見て恐れました。
 人生は航海のようです。またその人生の中で、数多くの突風に会うこともあります。しかし全能なるイエス様が私たちを助けてくださることを信じる時、力強い人生を生きることができます。

祈り:主よ!私が突風の中でも、イエス様を信じる信仰の人になるように、助けてください。

一言:ただ信仰だけが、生きる道だ


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