聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2010]

2010年 07月 30日 (金)

マルコ8:1-26
世の中のパン種に警戒されたイエス様

Ⅰ.四千人を食べさせられたイエス様(1-10)
 大ぜいの群れが集まって来て、三日間もイエス様と共にいました。ところが彼らには食べる物がありませんでした。そのまま帰らせたら、途中で動けなくなります。イエス様は彼らを食べさせようとされました。ところが、弟子たちは今度も「不可能だ」と答えただけでした(4)。彼らは、イエス様が五千人を食べさせたできごとを体験しても、そのことをきれいに忘れていました。彼らにもう一度信仰を植えるために、イエス様はその時と同じように、「パンはどれくらいありますか。」と尋ねられました。そして彼らにある七つのパンを祝福され、四千人の群集を食べさせました。
Ⅱ.弟子たちを咎められたイエス様(11-21)
 パリサイ人たちは、イエス様が天から来られたという証拠を見せろ、と要求しました。イエス様は彼らの不信仰のために、心の中で深く嘆息されました。そして弟子たちに、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい。」と命じられました。弟子たちは、イエス様を信じずに、いつもためそうとする彼らの悪影響を受けないように、注意しなければなりません。
 ところが弟子たちは心が鈍く、イエス様の御言葉をまったく悟ることができませんでした(17)。彼らは、「イエス様が、『パンを持っていない』ということで言っているんだ。」と思いました(14,16)。パンは必要ならば、いつでも準備することができます(19,20)。それでも彼らはいつもパンの心配だけをしていました。パリサイ人たちと同様に、彼らはイエス様に対する信仰がない人たちでした。信仰がなかったので、イエス様の御言葉も、よく理解できませんでした。

祈り:主よ!私が信仰がなく、悪い世の中で揺れ動いてしまいそうです。私を助けてください。

一言:パン種に注意しなさい



2010年 07月 31日 (土)

マルコ8:27-38
あなたはキリスト

Ⅰ.ペテロの信仰告白(27-30)
 イエス様が弟子たちと共にピリピ・カイザリヤに出かけられた時、弟子たちに尋ねられました。「人々はわたしをだれだと言っていますか。」その時代、人々はイエス様を、バプテスマのヨハネ、エリヤ、預言者の一人だと思っていました。人々はただ、イエス様が偉大な人として考えていました。しかしペテロは違いました。ペテロは、イエス様が「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」と尋ねられた時、「あなたは、キリストです。」と告白しました。
 ペテロが告白した通り、イエス様は、神様が約束された、その救い主です。イエス様は、人々が知っているような、単なる偉大な人物ではありません。救い主キリストです。それを知り、信じることによって、私たちは救いを得ることができます(ヨハ17:3)。
Ⅱ.自分を捨て、自分の十字架を負い(30-38)
 イエス様はペテロの信仰告白を聞かれた後、弟子たちに初めてキリストが受ける苦難と、死と、復活に関して、教えられました。ところがその御言葉に、ペテロがひどく反発しました。イエス様はこのようなペテロをひどくお叱りになりました。そして弟子の道について、教えてくださいました。誰でもイエス様について来たいと思うなら、二つの姿勢が必要です。第一に、自分を捨てなければなりません。自分の意志、自分の夢、自分の考えを捨てなければなりません。第二に、自分の十字架を負わなければなりません。イエス様について行くための、痛みを受けなければなりません。

祈り:主よ!イエス様が私の救い主になられることを信じます。私がいつも自分を捨て、自分の十字架を負う生活ができるように、助けてください。

一言:あなたはキリスト


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