聖書別日ごとの糧   >>   マルコ[2014]

2014年 05月 17日 (土)

マルコ8:1-26
世のパン種に十分気をつけなさい

1.四千人を食べさせられたイエス様(1-10)
 大ぜいの人の群れがイエス様のところに集まっていて、三日間一緒に過ごしました。ところが、彼らには食べ物がありませんでした。そのまま帰らせたら、途中で動けなくなるほどでした。イエス様は彼らを食べさせようとしました。ところが、弟子たちは今度も、「不可能だ」と言うだけでした(4)。彼らは、イエス様が五千人を食べさせた奇跡を体験しても、そのことをすっかり忘れていました。彼らにもう一度信仰を植えるために、その時と同じように、イエス様は尋ねられました。「パンはどれぐらいありますか。」そして、彼らにある七つのパンを取って感謝した後、四千人を食べさせました。
2.弟子たちをお咎めになったイエス様(11-21)
 パリサイ人たちがやって来て、イエス様に議論をしかけ、天からのしるしを求めました。イエス様は、彼らの不信仰のために、心の中で深く嘆息されました。そして、弟子たちに、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい」と言われました。弟子たちは、イエス様を信じようとはせずに、いつも試みようとする彼らの悪影響を受けないように、注意しなければなりません。ところが、弟子たちは心が鈍くて、イエス様の御言葉を全く悟ることができませんでした(17)。彼らは、イエス様が、「パンを持っていない」と言って、咎めているのだと思いました(14,16)。パンは、必要に応じていつでも準備することができます(19,20)。それでも、彼らはいつもパンの心配だけをしていました。パリサイ人たちのように、彼らはイエス様に対する信仰がない人々でした。信仰がなかったので、イエス様の御言葉も理解できませんでした。

祈り:主よ!私に信仰がなく、世の中の悪い影響を受けてしまいそうです。助けてください。

一言:パン種に注意しなさい



2014年 05月 18日 (日)

マルコ8:27-38
あなたは、キリストです。

1.ペテロの信仰告白(27-30)
 イエス様は弟子たちとピリポ・カイザリヤの村々へ出かけられた時、弟子たちに尋ねて言われました。「人々はわたしをだれだと言っていますか。」その時代、人々はイエス様のことを、バプテスマのヨハネやエリヤ、預言者の一人だと思っていました。人々は、ただエス様を偉大な人として見ていました。しかし、ペテロは違っていました。「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」という質問に、「あなたは、キリストです」と告白しました。
 ペテロが告白した通り、イエス様は、神様が約束された救い主です。イエス様は、人々が知っているような単なる偉人ではありません。救い主、キリストです。その方を知り信じることで、私たちは救いを受けることができます(ヨハ17:3)。
2.自分を捨て、自分の十字架を負う(30-38)
 イエス様は、ペテロの信仰告白を聞かれた後、弟子たちに、初めてキリストが受けられる苦難と死と復活に関して、教えてくださいました。ところが、この御言葉に、ペテロがひどく反発しました。イエス様は、このようなペテロを厳しくお咎めになりました。そして、弟子の道について、教えてくださいました。誰でも、イエス様について行くためには、二つの姿勢が必要です。第一に、自分を捨てることです。自分の意志、自分の夢、自分の考えを捨てなければなりません。第二に、自分の十字架を背負うことです。イエス様について行くのに伴う、痛みを受け止めなければなりません。

祈り:主よ!イエス様が私の救い主であることを信じます。私がいつも、自分を捨て、自分の十字架を負う生活ができるように、助けてください。

一言:あなたは、キリスト


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