聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 03月 09日 (金)

ルカ3:1-14
主の道を用意するバプテスマのヨハネ

Ⅰ.主の道を用意せよ(1-6)
 ヨハネが生きていた時代はとても暗かったのです。当時のユダヤは、政治的にはローマの植民地統治にあり、宗教的には分裂と独占で腐敗していました(1,2)。その時、神様の御言葉が荒野にいるヨハネに臨みました。神様の御言葉が彼に下った時、彼は暗い時代を大胆に挑むことができました。
 バプテスマのヨハネが受けた使命は主の道を用意することです。そのために彼は罪の赦しを得る悔い改めのバプテスマを宣べ伝えました。彼は、民が根本的に罪を悔い改め、神様に立ち返って罪の赦しを受けることができるように助けました。本当の悔い改めとは、高ぶった心を低くし、不義に陥り自虐したり、劣等感、敗北感に苦しむ谷のような心を捨てることです。また、歪んだ価値観を正すことです。その時、神様の救いを得ることができます。
Ⅱ.悔い改めにふさわしい実を結べ(7-14)
 ヨハネが悔い改めのバプテスマを宣べ伝えると、各界各層の人々が彼のところに出て来ました。ヨハネは彼らが実生活の中で具体的に悔い改めることで、悔い改めにふさわしい実を結ぶように言いました。実のない者は神様の御怒りを逃れる道がありません。神様の御怒りはすぐそばに来ています(9)。

祈り:主よ!私が虚しい自負心を捨て、御言葉に基づいて悔い改め、実生活において悔い改めにふさわしい実を結ぶようにしてください。

一言:悔い改めにふさわしい実



2007年 03月 10日 (土)

ルカ3:15-38
バプテスマをお受けになったイエス様

Ⅰ.聖霊のバプテスマをお授けになる方(15-20)
 民はメシヤを切に待っていましたが、バプテスマのヨハネに会うと、もしかするとこの人がキリストではないかと、心の中で考えていました。その時、ヨハネは傲慢になってしまいがちです。しかし、彼は自分を見ている民たちにイエス様を見るように、積極的に助けました。ヨハネは、自分は水でバプテスマを授けますが、イエス様は聖霊と火でバプテスマをお授けになる方であると証ししました。水のバプテスマは罪の赦しを受けるための準備に過ぎませんが、聖霊のバプテスマは罪を焼き尽くすことで、根本的に罪をなくしてしまいます。またヨハネは、イエス様が救いとさばきの鍵を持っておられるさばき主であると証ししました(17)。
Ⅱ.神様の子イエス様(21-38)
 イエス様は神様の子ですが、神様の義を行なうために、謙遜にヨハネからバプテスマをお受けになりました。その時、天が開け、聖霊がその上に下られ、イエス様を「神様の愛する子」と呼ぶ声が聞こえました。イエス様は神様です。しかしイエス様はヨセフの子としてこの地に来られました。そして平凡に生き、三十歳になると、人類の救いの御業を始められました。イエス様は神様の子どもですが、神様の御旨に絶対的に聞き従われました。

祈り:主よ!神様の御子であるのに、神様の義を行なわれるために、バプテスマをお受けになったイエス様の謙遜を学ぶように、助けてください。

一言:神様の子どもであっても、


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