聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 03月 19日 (月)

ルカ6:1-11
安息日の主であるイエス様

Ⅰ.安息日の主であるイエス様(1-5)
 弟子たちが、ある安息日にイエス様と一緒に麦畑を通っていました。弟子たちは空腹のあまり、麦の穂を摘んで、手でもみ出しては食べていました。これを見たパリサイ人たちはイエス様を痛烈に非難しました。しかしイエス様はダビデのたとえをあげ、弱い弟子たちを弁護してくださいました(3,4)。そしてイエス様ご自身が安息日の主であることを宣布されました(5)。
 形式的に安息日を守ったからといって、安息日をよく守っていると勘違いをしてはいけません。弟子たちのように足りなくても、失敗が多くても、謙遜にイエス様を学び、ついて行くことが安息日を守ることです。
Ⅱ.安息日に善を行なわれるイエス様(6-11)
 別の安息日に宗教指導者たちは一人の右手のなえた人をわなにして、イエス様を訴える口実を見つけようと、機会をうかがっていました。このような険しい雰囲気の中で、イエス様は挑戦されました(8)。イエス様は命の危険を冒して、彼らの罪をとがめ、彼らの良心に訴えかけました(9)。
 安息日は無駄に時間を過ごす日ではありません。積極的に善を行ない、いのちを生かすことをする日です。

祈り:主よ!私が消極的に主日を守っていたことを悔い改めます。足りないですが、主を学び、従う生活をするように助けてください。積極的に善を行なうことができるように、祈ります。

一言:イエス様は安息日の主



2007年 03月 20日 (火)

ルカ6:12-19
十二弟子をお選びになったイエス様

Ⅰ.十二人を選び、使徒という名をつけられたイエス様(12-16)
 イエス様が片手のなえた人を直されると、パリサイ人たちは怒りがこみ上げてきました。イエス様は会堂を出て山に行かれました。夜を明かされながら、その時代の問題と羊の群れのために祈られました(12)。
 13節をご覧ください。イエス様が祈りながら夜を明かされた後、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられました。イエス様は徹夜で祈られる中で、新しい歴史を創造する主人公たちを育てようと方向をつかみました。そして具体的に使徒養成を始められました。この十二使徒たちはみな平凡であり、人として欠けた点がありました。しかしイエス様は彼らが将来世界を福音で征服する使徒たちになることを確信し、すでに使徒とおつけになりました。このイエス様は望みの主です。
Ⅱ.弟子たちとともに、平らな所にお立ちになったイエス様(17-19)
 イエス様は十二人をお選びになった後、彼らとともに山を下り、平らな所にお立ちになりました。そこには霊的に渇いた者、病に苦しむ者、悪霊の勢力に悩まされている者たちで満ちていました(17,18)。
 イエス様は、弟子たちが羊たちの良い牧者になるように、現場実習をされたのです。牧者は羊の群れを離れては何の存在意味もありません。

祈り:主よ!役に立たない罪人を召され、使徒として育ててくださり、感謝します。私が平らな所に立ち、羊の群れに仕えることができるように祈ります。

一言:弟子養成に力を入れるイエス様



2007年 03月 21日 (水)

ルカ6:20-36
自分の敵を愛しなさい

Ⅰ.幸いです(20-26)
 イエス様は「四つの幸いと四人の哀れな者」を話されることで、幸いな人になることを願われました。果たして、どんな人が幸いなのでしょうか。心が貧しく、義に飢え渇き、痛んだ心を持つ人です。またイエス様のために憎まれ、はずかしめを受ける人です(22)。しかし心が高ぶり、食べ飽きた者、自己満足に落ち、人々からほめられることを好む人たちは哀れです。イエス様は、弟子たちが義と真理のためならば、どんな犠牲も痛みも担うことのできる強靭な霊的指導者になることを、願われました。
Ⅱ.敵を愛する者(27-36)
 イエス様の弟子たちは非凡でなければなりません。敵を愛し、憎む者に善を行なわなければなりません(27)。のろう者を祝福し、侮辱する者のために祈らなければなりません。善で悪に勝たなければなりません。イエス様の弟子たちは神様の子として、どんなに悪い者であってもみな愛によって抱くことのできる内面を持たなければなりません(35)。
 信じない者であっても、自分を愛する者を愛することができ、自分に良いことをしてくれる者に良いことをすることができます(32,33)。しかし私たちクリスチャンは自分にしてもらいたいと望むとおりに、人にもそのようにしなければなりません(31)。

祈り:主よ!主のために受ける迫害を喜びで担うことができるようにしてください。またどんな敵も抱き、愛せる内面を持つことができるようにしてください。

一言:内面性のある者になりなさい



2007年 03月 22日 (木)

ルカ6:37-49
岩の上に家を建てなさい

Ⅰ.さばいてはいけません(37,38)
 指導者は他人をさばいてしまいがちです。裁けば、必ず裁かれます。人間関係は山びこのように返って来ます。それで広い心で他人を赦してあげなければなりません。些細な問題や感情に捕らわれて他人をさばき、憎む者は偉大な指導者になることができません。そして積極的に与える生活をしなければなりません。他人に頼り、助けを求める心を捨てて、積極的に与える生活をする時、神様が押しつけ、揺すり入れ、あふれるまで祝福してくださいます。
Ⅱ.良い木になりなさい(39-45)
 盲人に盲人の手引きはできません。他人の弱点を正す前に、自分の中にある罪を発見し、悔い改めなければなりません(42)。悪い木が良い実を結ぶことができません。それで良い実を結ぼうとする者は欲心を捨て、まず良い木になるために、闘争し、謙遜に学ぶ生活をしなければなりません。
Ⅲ.岩の上に建てた良い家(46-49)
 御言葉を行なわず、知識としてのみ知っているなら、土台なしに地面に家を建てた家のようにすぐに壊れます。それで御言葉を実践することで、人生の土台を岩の上に据えなければなりません(48)。岩の上に建てた家は洪水になっても倒れません。

祈り:主よ!他人の弱点を直し、さばくことに力を入れていた罪を悔い改めます。私がまず良い木になり、御言葉に聞き従うしもべになります。

一言:人間関係は山びこのようである


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