聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 03月 23日 (金)

ルカ7:1-10
百人隊長の信仰

Ⅰ.しもべを愛する百人隊長(1-5)
 当時、しもべは主人の財産の一部として、人間扱いをされませんでした。しもべが病気になって死ねば、捨てて終わりでした。しかしこの百人隊長はしもべが病気になり死にそうになった時、心を痛め、人々をイエス様に送って助けを求めました(3)。
 それだけではなく、植民地の民を愛し、またユダヤ人たちが神様に仕えるように会堂も建ててあげました。それでユダヤ人たちに尊敬される人物でした。彼はみじめな植民地のしもべも愛する人格の持ち主でした。
Ⅱ.御言葉の権威を信じる百人隊長(6-10)
 百人隊長は最初、ユダヤ人たちの長老たちを通してイエス様に救いを頼みました。ところがしばらくして後、友人たちを使いに出して、「屋根の下にお入れする資格はないので、おことばをいただかせてください。」とお願いしました。彼はイエス様の御言葉の力を信じる信仰がありました。
 イエス様はこの百人隊長の信仰を大きく祝福され、そのしもべの病気を治してくださいました。主は、今も御言葉の力を信じる人々に、力を見せてくださいます。

祈り:主よ!私に百人隊長のように人を愛し、主の御言葉の力を信じる信仰をください。私に御言葉の力を受けるようにしてください。

一言:おことばをいただかせてください



2007年 03月 24日 (土)

ルカ7:11-17
青年よ、起きなさい

Ⅰ.「泣かなくてもよい」と言われたイエス様(11-13)
 町から出て来た行列は死んだ青年をかつぎ出した行列でした。死んだ青年はやもめのひとり息子でした。ひとり息子を失ったやもめは息子の死と同時に、人生のすべての望みが消え去りました。多くの人々はこの悲しみの女と共に涙を流し、泣いてあげました。これは彼女をさらに悲しませるだけでした。
 しかしイエス様は彼女をかわいそうに思い、「泣かなくてもよい。」と言われました(13)。イエス様は彼女の悲しみを深く理解され、涙を拭い取ってくださる慈しみの主であり、慰めの神様です。
Ⅱ.青年よ、起きなさい(14-17)
 イエス様はやもめの悲しみを理解され、感情に流されませんでした。死んだ青年の棺に手をかけられ、言われました。「青年よ。あなたに言う、起きなさい。」(14)。すると、その青年は起き上がって、ものを言い始めました。イエス様はその青年を母親に返されました。
 イエス様はいのちの主であり、よみがえりの主です。死んだ青年のように無気力で、人々に悲しみと重荷だけを与える者も、「青年よ、起きなさい。」と言われる主の御声を聞けば、生き返ります。

祈り:主よ!悲しみの多い罪人を慰め、復活の新しいいのちをくださり、心から感謝します。私が日々よみがえりの主を仰ぎ見て、生きることを願います。

一言:青年よ、起きなさい。



2007年 03月 25日 (日)

ルカ7:18-35
バプテスマのヨハネを称賛されるイエス様

Ⅰ.盲人が見えるようになり、足なえが歩き(18-23)
 バプテスマのヨハネは二人の弟子を送って、イエス様がメシヤであるのか、あるいは他の人を待たなければならないのか、を質問しました。イエス様は、生きておられる神様の御業を見せてくださり、ご自分がまさに「おいでになるはずの方」であることを証しされました。そして見たり聞いたりしたことをヨハネに報告するように、言われました。
 盲人が見えるようになり、足なえが歩き、らい病人がきよめられ、つんぼの人が聞こえ、死人が生き返る奇跡はみな聖書に約束されたメシヤの御業です(22)。主のためにささげたバプテスマのヨハネの犠牲は、決してむなしいものではありません。今も続いています。
Ⅱ.ヨハネを称賛されるイエス様(24-35)
 ヨハネの弟子たちが帰った後、イエス様はヨハネをよく知らない群衆にヨハネを称賛して言われました。ヨハネは葦のような人ではなく、きらびやかな着物を着た人でもありません。その時代を仕える預言者であり、女から生まれた者の中で最もすぐれた者だと称賛されました(28)。そしてご自分とバプテスマのヨハネを批判だけするパリサイ人たちと律法学者たちを、市場で遊んでいる子どもたちのようであり、霊的に無知であり、かたくなな者であることを、悟らせてくださいます(30-35)。

祈り:主よ!私がいつも聖霊の働きを疑い、不信に陥った罪を悔い改めます。私がバプテスマのヨハネのように、使命を完全に遂行できるように祈ります。

一言:主にささげる犠牲はむなしいものではない



2007年 03月 26日 (月)

ルカ7:36-50
あなたの罪は赦されています

Ⅰ.涙でイエス様の御足をぬらす女(36-38)
 イエス様が食卓につかれた時、ひとりの女が香油のはいった石膏のつぼを持って来て、涙でイエス様の御足をぬらし、御足に口づけして、香油を塗りました(38)。
 彼女は涙で自分の罪を悔い改め、イエス様を救い主として受け入れたのです。彼女は自分の多くの罪を赦してくださり、愛によって受け入れてくださるイエス様を心から愛しました。それで自分の最も尊いものを惜しみなくささげることができました。
Ⅱ.女のまごころを受け入れられたイエス様(39-50)
 パリサイ人シモンは彼女の行ないを見て、彼女だけではなく、イエス様も非難しました(39)。このようなシモンにイエス様は、赦された債権者のたとえを通して、彼の律法的で愛のない問題を悟らせてくださいました(42,43)。
 彼女の行ないとシモンの形式的な行ないを比べられました。彼女は多くの罪を赦された者であり、その恵みがあまりにも大きく、犠牲的にイエス様を愛したことを、証しされました(47)。イエス様は彼女の信仰を祝福されました(50)。

祈り:主よ!私のような罪人も受け入れてくださり、緋のように赤い罪を赦し、雪のように白くしてくださり感謝します。私が心から主を愛します。受け入れてください。

一言:多く赦された者は多く愛する


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