聖書別日ごとの糧   >>   ルカ[2007]

2007年 05月 06日 (日)

ルカ16:1-18
どのように使うのか

Ⅰ.お金で友を作りなさい(1-9)
 たとえで、不正な管理人は知恵がありました。彼は自分の将来に備えて、主人に借りのある人を一人一人呼んで、証文を書き直させることで、友だちを作りました。このように私たちもこの世での財産を、福音の中で友だちを作るのに使わなければなりません。何より私たちを将来永遠の住まいに導かれるイエス様を友だちとして得るのに、使わなければなりません。イエス様と、その福音の御業のために、財産を投資することは自分の永遠の幸福のための最も良い方法です。
Ⅱ.富に仕えてはなりません(10-18)
 不正な管理人のたとえで、管理人はお金を使う知恵はありましたが、主人に対しては不忠実でした。それでイエス様はきわめて小さなことでも、他人のものに対しても忠実でなければならない、と教えられます。クリスチャンは光の子です。クリスチャンは世の中のどんなことにおいても、忠実でなければなりません。世のことに忠実でない人には、神様は何も任されません(11,12)。
 ところが財産の管理人として財産に忠実になると、自然に財産に仕えるようになります。私たちが神様と財産の両方を仕えることができません。財産はどこまでも手段に過ぎず、決して目的になってはいけません。

祈り:主よ!この時代に私が財産の奴隷になりやすいです。はっきりとした価値観を持って、財産を知恵深く使うように助けてください。

一言:財産を使う知恵



2007年 05月 07日 (月)

ルカ16:19-31
金持ちに対する警告

Ⅰ.金持ちは貧乏人を考えること(19-26)
 美しい絹の衣をまとい、毎日おいしくぜいたくに食べている金持ちと、その食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思っていたラザロを考えてみましょう。彼らが死んだ後には、状況は全く違って来ました。ラザロはアブラハムのふところに抱かれ、金持ちはハデスの火の中で苦しむようになりました。
 人は蒔いた通りに集めるものです。金持ちがちょっと豊かだといって自分の利益と安楽だけのために使ってはいけません。貧乏人を考え、助けなければなりません。死んだ後にいくら悔い改めても何の役にも立ちません。
Ⅱ.金持ちは御言葉に耳を傾けること(27-31)
 金持ちは、ラザロを自分の兄弟たちのところに送って自分と同じハデスに来ないように警告をしてください、と頼みました。しかし金銭に対する貪欲と肉体の安楽だけを求める人々は死んだ人が生き返る奇跡を見ても、それを受け入れることができません。所有が多いほど、神様の御言葉に耳を傾け、悔い改め、御言葉に聞き従う生活に力を入れなければなりません。物によって心が麻痺してしまえば、悟って悔い改めることが本当に難しいのです。

祈り:主よ!主が祝福される時、御言葉に耳を傾け、貧しい人たちを助けることができるように導いてください。

一言:祝福された時、注意しなさい


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