聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2004]

2004年 05月 28日 (金)

ヨハネノ福音書18:1-11
逮捕されたイエス様

Ⅰ.それはわたしです(1-9)
裏切り者イスカリオテのユダは一隊の兵士と、宗教指導者達から送られた役人達を連れて来ました。彼らはともしびとたいまつを持って、武器で武装しました。しかしイエス様は少しも少しも恐れませんでした。むしろ彼らに、「それはわたしです。」とご自分を現わされました。イエス様には力がありました。完全武装の兵士たちは、イエス様の力に圧倒され、地に倒れました(6)。
危機の時でも、イエス様の関心は、弟子達を保護することにありました(8,9)。イエス様は、羊のためにご自分のいのちを捨てる良い牧者です(ヨハ10:10,11)。
Ⅱ.剣をさやに収めなさい(10,11)
シモン・ペテロは、イエス様が逮捕されると、剣を抜いて感情と血気で立ち向かいました。しかしイエス様はこのようなペテロに、「剣をさやに収めなさい。」と言われました。そして、「父がわたしに下さった杯を、どうして飲まずにいられよう。」と言われました。
イエス様は、苦難と死の杯を飲もうとされました。イエス様は、危機の時でも、積極的に神様の御旨に従おうとされました。感情と血気では神様を喜ばすことができません。

祈り:主よ!主は本当に偉大な指導者であり、良い牧者です。私もどんな状況でも主のように行なうことができますように。

一言:それはわたしです



2004年 05月 29日 (土)

ヨハネノ福音書18:12-27
イエス様とペテロ

Ⅰ.そんな者ではない(15-18,25-27)
ペテロはイエス様の後について行って、大祭司の家の庭に入って行きました。その時門番のはしためが、「あなたもあの人の弟子弟子ではないでしょうね。」と尋ねました。ペテロは「そんな者ではない」と答えました。彼は、二回、三回とイエス様を否定しました。その時、イエス様の預言通りに鶏が鳴きました(27,23:38)。
ペテロはイエス様を愛しました。イエス様を否定せずに、従うと力説しました(13:37)。しかし実際に危機にぶつかると、倒れてしまいました。彼は目を覚まして祈らずに、自分を信頼したので、決定的な時に失敗しました。
Ⅱ.わたしは世に向かって公然と話しました(19-24)
大祭司達は、イエス様を殺すことが彼らに有益だ、と判断しました。それで殺す条件を探すために、その教えと弟子達について尋問しました。しかしイエス様はむしろ彼らに、「わたしは世に向かって公然と話しました。わたしはユダヤ人がみな集まって来る会堂や宮で、いつも教えたのです。」と言われました。その時、そばに立っていた役人の一人がイエス様を平手で打ちました。イエス様は少しも屈せずに、彼をとがめました(22,23)。イエス様は神様の御旨に従おうと祈りで準備をされたので、権力者の前でも大胆でした。

祈り:主よ!私が自分を保護しようとする時、問題にぶつかりイエス様を否定するしかありませんでした。私が祈りで武装して、どんな危険でも信仰で、勝利できるように助けてください。

一言:祈りで準備し、主に従おう



2004年 05月 30日 (日)

ヨハネノ福音書18:28-40
ピラトの前に立たれたイエス様

Ⅰ.わたしの国はこの世のものではありません
宗教指導者達は、イエス様を首謀者、反政府の政治犯として告訴しました。イエス様は、宗教指導者達の告訴が真実かどうか、審問するピラトに、「わたしの国はこの世のものではありません。」と答えられました。もし、その国がこの世のものであったなら、イエス様のしもべ達が戦ってユダヤ人達に引き渡すことがなかったからです。
この世の人々は誰でも自分の国を建てることを望みます。しかしこの世にある国は結局衰えてしまいます。しかしイエス様の国は血と肉に属したものではありません。罪の赦しを通した霊的で、永遠の神様の御国です。
Ⅱ.わたしは、真理をあかしするために生れ(37-40)
ピラトがもう一度尋ねると、「わたしが王である。」と答えました。そして加えて、イエス様は世に真理を証しするために来られた真理の王であり、真理に属した者は、イエス様の御声を聞く、と言われました。イエス様はピラトが真理の側につくように挑戦されました。しかしピラトは、「真理とは何ですか。」と言って、イエス様の御言葉を黙殺しました。彼は真理の声を聞かず、政治的な妥協を願いました(39,40)。そしてさらに大きな問題にぶつかりました。

祈り:主よ!世の権力の前で、少しも移植せずに大胆に真理を証しするイエス様を学び、私も不義の世で、信仰で生きます。助けてください。

一言:真理の王イエス様


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