聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2004]

2004年 03月 07日 (日)

使徒ノ働キ18:1-17
コリントを開拓する使徒パウロ

Ⅰ.御言葉をつかんだパウロ(1-6)
 パウロは港町コリントに来て、天幕作りを始めました。神様は一人ぼっちのパウロにブリスキラとアクラを同労者としてお与えになりました。また、何日かしてからはシラスとテラスがコリントに来ました。
 同労者を得たパウロは神様の御言葉をつかみ、ユダヤ人たちにイエス様はキリストであるとはっきりと証ししました。それだけではなく、ユダヤ人たちが敵対すると、パウロは着物を振り払って彼らの罪に対して警告し、異邦人たちに伝道する方向をつかみました。パウロが、このように大胆に福音を証しすることができたのは、神様の御言葉をかたくつかんだからです。
Ⅱ.パウロに勇気をお与えになったイエス様(7-17)
 ユダヤ人たちは続けてパウロに敵対し、迫害しました。ところが、テテオ・ユストと会堂管理者クリスポは一家をあげて主を信じました。多くの人々が聞いて信じ、バプテスマを受けました。しかしパウロは続く迫害の中で、恐れ始めました。ユダヤ人たちが、いつ、どのようにして、福音の御業を邪魔し、パウロを苦しめるのか、分からなかったからです。
 その時、イエス様がパウロに現れて、弱いパウロを慰め、激励してくださいました(9,10)。主は、決してそのしもべたちを、苦しみの中に見捨てて置かれない方です。

祈り:主よ!私にも信仰の同労者たちをくださり、また弱い時には訪ねて来て、力をくださり感謝します。私がパウロのように御言葉をつかむように助けてください。

一言:恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。



2004年 03月 08日 (月)

使徒ノ働キ18:18-19:7
髪をそった使徒パウロ

Ⅰ.全ての弟子たちをかたく立たせたパウロ(18-28)
 パウロは髪をそった後、エペソに渡って行き、しばらく福音を証ししました。その後カイザリヤ、アンテオケ、ガラテヤ、フルギヤの地を順に、訪ねて行き、全ての弟子たちをかたく立たせました。第一次伝道旅行の時得た弟子を、さらに良いキリストの弟子として育てようとしたことが分かります。
 弟子とは、「信者」あるいは「イエス様を学ぶ者」という意味です。福音の働き人はイエス様を信じるように決断させることで大変大切なことですが、決断した人がイエス様の良い弟子として成長するように、続けて助けることがもっと大切なことなのです。
Ⅱ.イエス様を証しするパウロ(18:24-19:7)
 パウロがエペソに来て何人かの弟子たちに会いましたが、悔い改めのバプテスマだけを知っている非常に冷めた信者たちでした(2)。彼らは、聖書的な知識に優れていましたが、霊的な世界に対してはよく知らない幼子のようなアポロの影響を強く受けたようです(18:24,25)。
 パウロは悔い改めのバプテスマだけを知り、律法的な信仰生活をする彼らにイエス様を証ししました(4)。彼らがイエス様を受け入れ、バプテスマを受けました。聖霊が彼らに臨まれ、彼らは罪の赦しを受けました。彼らは神様と霊的に深い交わりを持つようになり、霊的な分別力が生じ、御言葉を伝えるようになりました(7)。

祈り:主よ!私が弟子養成をおろそかにした罪を悔い改めます。私が使徒パウロのように固く決断することで弟子たちを固く立たせ、罪の赦しの福音を大胆に証しします。

一言:信じたとき、聖霊を受けましたか


<<(1)    前のページ(3)    4    次のページ(5)    (14)>>

聖書別日ごとの糧