2004年 03月 17日 (水)
証しをするパウロ
Ⅰ.教会を迫害したパウロ(1-5)
パウロは、ユダヤ人たちの根本問題が律法に対する盲目的な熱心によるものであること、を性格に把握していました。また、過去自分が群衆よりもさらに熱心に男女の聖徒たちを迫害し、牢に入れただけではなく、ダマスコにまで遠征し、聖徒たちを逮捕するほど律法に熱心だったことを明かしました(4,6)。
パウロのメッセージを聞いていた群衆はパウロの言葉に共感できなかったようです。パウロは相手の問題点を正確に把握し、彼らの立場をよく理解しました。
Ⅱ.受けた恵みを証しするパウロ(6-16)
それほどまで頑固だったパウロがどのようにして信者になったと証ししたのでしょうか。彼が捜索令状を持ってダマスコに入った時、突然天からまばゆい光が彼を照らしました。「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」傲慢極まりないサウロがこの御声を聞いて、地に倒れました(6,7)。
神様は、その時アナニヤを遣わされ、サウロに置かれた御旨を知らせました(14)。サウロは、理由なしにキリストを迫害した自分の無知と傲慢を悟り、罪を悔い改めるようになりました。そしてイエス様を主として認め、バプテスマを受けました(16)。パウロは否定することのできない自分の信仰の体験を証ししたので、誰も意義を唱えることができませんでした。
祈り:主よ!私を罪から救ってくださり感謝します。私がどんな罪人だったのか、どのように救われたのかを、恥ずかしがらずに証しできる謙遜と信仰の勇気をください。
一言:自分の信仰の証しは一番いいメッセージだ
2004年 03月 18日 (木)
異邦人たちに遣わされたパウロ
Ⅰ.異邦人たちに遣わされたパウロ(17-21)
パウロはアナニヤの助けでイエス様を受け入れ、エルサレムに入り宮で祈っていました。その時、幻の中で、異邦人に行ってイエス様の証人になれという神様の御声を聞きました(18,21)。
使徒パウロは行く先々で、ユダヤ人たちにまず福音を証ししました。しかしユダヤ人たちはパウロの言葉を退け、聞きませんでした。それでパウロはさらに異邦人の使徒として召された御声を確信したようです(使13:246,48)。パウロは神様が異邦人の牧者として派遣されたという確信があったので、少しも屈せずに大胆に福音を証ししました。
Ⅱ.ローマの市民権を行使するパウロ(22-30)
パウロが、異邦人の使徒として召されたと言うと、ユダヤ人たちは再び声を張り上げました(22,23)。パウロはまたムチで打たれるところでした。すると、千人隊長が秩序を維持するためにパウロを縛り、むち打って取り調べようとしました(24)。
しかしパウロは自分が持っていたローマの市民権を利用して、災いから逃れるようになりました(26)。また、しばらく議会で裁判を受けるようになり、福音を証しする機会を得るようになりました(30)。神様を信じているからといって、無条件災いを受けるのではなく、知恵を求めなければなりません。
祈り:主よ!私にも世界宣教命令をくださり感謝します。私が使徒パウロのように天下万民に福音を証しするために、闘争できるように助けてください。
一言:知恵を求めよ
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