聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2004]

2004年 03月 22日 (月)

使徒ノ働キ25:1-27
私はカイザルに上訴します

Ⅰ.カイザルに上訴したパウロ(1-12)
 フェストがペリクスの後を継いで総督になると、ユダヤの宗教指導者たちは、また再びパウロを訴えました。フェストもペリクスと同じように、ユダヤ人の心を得ようと、パウロをエルサレムに引いて行こうとしました。彼は、ユダヤ人たちが途中待ち伏せしてパウロを殺そうとする計略を知りませんでした。その時、パウロはローマ市民権を利用してカイザルに上訴しました。
 「私はカイザルに上訴します。」
 彼がカイザルに上訴したのは、ユダヤの宗教指導者たちに対する感情や自分の危険な身辺から抜け出そうとしたからではありませんでした。イエス様の世界宣教命令に従って、囚人の姿でもローマに出て行こうとする燃える宣教ビジョンのためでした。パウロは主の御旨に従うために、囚人として受ける羞恥と痛みを甘んじて受けようとしたのです。
Ⅱ.フェストの悩み(13-27)
 フェストはユダヤ人の関心を買うために、政治的な妥協をしようとしましたが、パウロの上訴によって大きな問題に陥ってしまいました。それはユダヤ人たちの訴えは、ローマ法に照らし合わせて見ると何の罪にも当たらず、また皇帝にははっきりとした罪状を提示しなければならなかったからです。結局彼は自分の罠にはまってしまったのです。

祈り:主よ!私たちに世界宣教命令をくださり感謝します。自分がどうなってもこの命令を成すために燃え上がる宣教ビジョンをください。

一言:はっきりとした確信


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