聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2004]

2004年 03月 28日 (日)

使徒ノ働キ28:1-16
ついにローマに着いた使徒パウロ

Ⅰ.島の人々のもてなしを受けたパウロ一行(1-13)
 パウロの一行は船の破損によって死の直前に、マルタという島に到着しました。島の人々は彼らに特に同情して、火をたいて受け入れました。パウロがまむしにかまれ死ぬと思いましたが、何の害も受けなかったのを見ると、さらに徹底してもてなしました。パウロはその島で最も身分が高いポプリオの父親と病んでいる人々をいやしました。これによってパウロの一行はさらに手厚いもてなしを受けたのです。神様は、パウロ一人のいのちをご覧になり、彼らのいのちを救ってくださっただけではなく、新しい力と恵みをくださいました。
Ⅱ.勇気づけられたパウロ(14,15)
 パウロの一行は三ヶ月後に、その島で冬を越していたアレキサンドリヤの船に乗って、シラクサとレギオン、ポテオリを経てローマに到着しました。使徒パウロが来たという知らせを聞いて、兄弟たちはアピオ・ポロとトレス・タベルネまで出迎えにきました。彼らを見たパウロの心情はどうだったのでしょうか。多くの逆境を乗り越え、頂上に上った勝利者のようにあふれんばかりの感激を抑えることができなかったことでしょう。パウロは神様に深い感謝をささげ、勇気づけられました。

祈り:主よ!主が私たちに福音をくださり、地の果てにまで福音を証しせよと命じられて感謝します。私がどんな形であっても世界宣教の御業に尊く用いられるように祈ります。私を遣わしてください。

一言:今は飛行機で行くことができる



2004年 03月 29日 (月)

使徒ノ働キ28:17-31
自費で借りた家で

Ⅰ.イスラエルの望みのために(17-22)
 パウロはまずリーダー格のユダヤ人たちを呼び集め、自分がローマに来るようになった経緯を説明しました(17-19)。また自分が鎖につながれたのは、イスラエルの望みのためだと言いました。イスラエルの望みは、彼らが長い間待望していたメシヤです。このメシヤはイエス様です。パウロは、イエス様のために鎖につながれる苦労を喜びによって担っているのです。彼は、鎖の使徒になったという自負心がありました。イエス様のために受ける痛みと苦しみはそれ自体が恵みであり、祝福です。
Ⅱ.自費で借りた家で御言葉を教えるパウロ(23-31)
 パウロは大きなビジョンの中でローマに来ましたが、現実はビジョンとはあまりにもかけ離れていました。彼は鎖につながれていて何もすることができませんでした。このような中で、パウロは何人かと時間を決めて、御言葉を勉強しました。ローマで満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちを迎えて、マンツーマンで御言葉を教えました。これは大変小さなことのようですが、結局これを通して、ローマが福音によって征服されたのです。
 あなたは燃え上がるビジョンの中で、具体的にマンツーマンの聖書勉強をしていますか。
 使徒の働きの結論はありません。それは使徒たちの働きがまだ続いているからです。

祈り:主よ!世界宣教のビジョンをくださったことを感謝します。このビジョンの中で、自費で借りた家でマンツーマンで御言葉を教える御業を活発に担うことができるように助けてください。

一言:自費で借りた家でマンツーマンを


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