聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 09月 24日 (月)

使徒1:1-11
聖霊があなたがたの上に臨まれるとき

Ⅰ.父の約束を待ちなさい(1-5)
 イエス様はよみがえられた後、四十日間、使徒たちに現われて、彼らに神の御国のことを話されました。また、彼らがエルサレムから離れないで、父の約束を待つように、命じられました。当時、エルサレムはイエス様を殺した敵が回りにいる場所で、弟子たちがことごとく失敗を味わった所でした。彼らは、できれば、すぐにでもそこを離れたいと願っていました。しかし彼らは、約束のものを待たなければなりません。その理由は、バプテスマのヨハネが与える水のバプテスマとは根本的に違う、「聖霊のバプテスマ」を受けるためでした。聖霊のバプテスマとは、罪の赦しを受けた者に与えられる、神様の恵みの賜物です(2:38)。
Ⅱ.聖霊があなたがたの上に臨まれるとき(6-11)
 弟子たちは、イエス様が天に昇られるその時までも、イスラエルを回復させようとする政治的な夢を捨てきれませんでした。イエス様はこのような彼に、「いつ、どんなとき」かは神様の主権にゆだね、よみがえりの証人になるように、命じられました。「 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(8)。イエス様は、たとえ弟子たちが弱くても、彼らに聖霊が臨まれる時、神様の力を受け、エルサレムだけではなく、地の果てにまで行き、イエス様の証人になることを確信されました。聖霊が臨まれる時、弱い者が変わり、強い信仰の人であり、よみがえりの証人になることができます。

祈り:主よ!弱かった私にも聖霊をくださり、神様の力を受け、万民を救う御業に仕えることができるように、してください。

一言:聖霊が臨まれる時



2012年 09月 25日 (火)

使徒1:12-26
心を合わせ、祈りに専念した弟子たち

Ⅰ.祈りに専念した弟子たち(12-14)
 弟子たちは、「エルサレムから離れてはならない」という御言葉に従って、オリーブ山からエルサレムに帰って行きました。そして彼らがいつも集まっていた屋上の間に集まりました。ペテロを筆頭に十一使徒たちと、イエス様の母マリヤと兄弟たちもいました。彼らは屋上の間に集まって何をしたのでしょうか。共に震え上がって、泣いていたのでしょうか。あるいは、逃亡する手はずを考えていたのでしょうか。いいえ。彼らは心を合わせて、一つのことを成し遂げようとしていました。そしてみな、祈りに専念していました(14)。彼らは、「聖霊のバプテスマを受ける。」という約束の御言葉を堅くつかんで、心を合わせて祈りました。心を合わせて切に祈る時、心の中にある恐れと不信仰を克服することができ、聖霊に満ち溢れるようになります。
Ⅱ.マッテヤを選んだ弟子たち(15-26)
 弟子たちが心を合わせて祈っていた時、ペテロが立って、イスカリオテ・ユダの問題を上げました。彼らが心を合わせるのにおいて、裏切り者のイスカリオテ・ユダの問題は、必ず乗り越えるべき問題でした。それまで、彼らはこの問題によって、サタンが植える不信仰に悩まされていました。それで、ペテロは聖書の御言葉に基づいて、ユダの問題を指摘し、ユダの代わりに誰かを立てるべきだと、主張しました。すると彼らは二人を推薦し、彼らの中でくじを引くと、マッテヤを使徒として立てるようになりました。こうして壊れた聖霊の器が、再び、回復するようになりました。

祈り:主よ!この罪人が心を合わせることができず、祈りに専念できなかったことを悔い改めます。これからは、聖霊の器を作るように、力をいれます。

一言:祈りに専念しよう


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