聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 09月 30日 (日)

使徒3:1-10
ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい

Ⅰ.足のなえた物ごい(1-5)
 ペテロとヨハネは午後三時に共に祈るために、宮に上って行きました。その時、宮の門で、足のなえた物ごいが宮に入る人たちから施しを求めていました。彼は生まれつきの足のきかない男で、正常な人とは違い、辛く涙ぐましい生活をしなければなりませんでした。彼ができることと言ったら、人々の同情を買い、宮で物ごいすることだけでした。彼には、何の望みもビジョンも見えませんでした。このような彼に、驚くべき神様の恵みが臨みました。
Ⅱ.ナザレのイエスの名によって(6-10)
 ペテロとヨハネが足のなえた物ごいを見て、かわいそうだという思いはしましたが、彼にはお金がありませんでした。しかし彼らは最も尊いものを彼に与えました。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」(6)。ペテロは安っぽい同情から人を助けませんでした。今、生きておられるイエス・キリストの御名の力で、足のなえた人に命じました。そして信仰によって、彼の右手を取って立たせました。すると足とくるぶしが強くなって、彼は生まれて初めて起き上がって、歩くようになりました。彼は喜びのあまり、歩いたり、はねたりしながら、神様を賛美しました(8)。ナザレのイエス・キリストの御名には、驚くべき力があります。イエス様の御名が臨む所に、起きて歩く御業があります。イエス様の御名が臨む時、絶望が希望に、運命が摂理に変わります。

祈り:主よ!私が足のなえた者のように望みのない罪人であることを告白します。ナザレのイエスの御名によって歩けるように、助けてください。

一言:ナザレのイエスの御名によって



2012年 10月 01日 (月)

使徒3:11-26
その御名を信じる信仰

Ⅰ.その御名を信じる信仰(11-16)
 ペテロが、ナザレのイエス様の御名によって、足のなえた人を直すと、全ての民が非常に驚いて、ソロモンの廊という回廊に集まって来ました。ペテロは彼らに、自分の力や信仰深さによって足のなえた人を歩かせたのではなく、いのちの主イエス・キリストが彼を癒されたことを、証ししました。
 イエス様はきよく、正しい神様の御子です。しかしユダヤ人たちはこのイエス様を異邦人の手に引き渡して、殺しました。彼らはいのちの主を殺しましたが、神様はその方を死者の中からよみがえらせ、栄光あるものにされました。そして、その御名を信じる信仰が足のなえた人を強くしました(16)。ペテロがイエス・キリストの御名を信じた時、驚くべき御業を行なうことができました。私たちが、この世で信じて頼るべきものは何でしょうか。科学や学問、思想やお金でしょうか。いいえ。この世で、本当に信じて頼れるものは、イエス・キリストの御名だけです。
Ⅱ.そのしもべを立てて、祝福するために(17-26)
 ペテロは、イエス様を殺した民たちの罪を咎め、彼らが立ち返って悔い改め、罪の赦しを受けなければならないことを、話しました(19)。イエス様は、モーセとサムエルを始め、多くの預言者たちによって約束されたキリストであり、アブラハムの子孫です(21-25)。神様がイエス・キリストを遣わされたのは、ユダヤ人たちだけではなく、地の全ての民を祝福されるためです。

祈り:主よ!世の虚しい物を信じて頼っていたことを告白します。これからはただ、イエス・キリストの御名を信じる者になります。

一言:ただ、その御名を信じよう


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