聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 10月 02日 (火)

使徒4:1-22
イエスの御名を証しした使徒たち

Ⅰ.イエスの御名を証しする使徒たち(1-12)
 使徒たちが民たちに十字架と復活の福音を証しすると、五千人を越える多くの人々が信仰を持つようになりました。これを知った宗教指導者たちは使徒たちを捕らえ、投獄してしまいました。次の日、彼らは大祭司と議会を招集して、使徒たちを尋問しました。「あなたがたは何の権威によって、また、だれの名によってこんなことをしたのか。」彼らは使徒たちを威嚇しましたが、ペテロはむしろ聖霊に満たされました。彼は、十字架で死なれよみがえられたイエス・キリストの御名によって、足のなえた者が直ったことを、証ししました(10)。ユダヤ人たちはイエス様を十字架につけて殺しましたが、神様はイエス様をよみがえらせました。そして礎の石にされました(11)。それで、イエス・キリスト以外の他の名前では救いを得ることができません。それは、神様がイエスの御名の他に、地上の人間を救いを得させる他の名前をお与えにはなっていないからです。
Ⅱ.神様の御言葉を聞く使徒たち(13-22)
 宗教指導者たちは、使徒たちが毅然とした態度で話すのと、足のなえていた人が一緒にいるのを見て、返すことばがありませんでした。ただ、彼らは使徒たちに、「イエスの御名によって語ったり教えたりしてはならない。」と命じました(18)。しかし使徒たちは、神様の御前で、人の言葉を聞くことより、神様の御言葉に聞き従おうとしました。また、見て聞いたことを話さずにはいられませんでした。彼らは神様の御言葉に従おうと、迫害の中でも、イエス・キリストの御名を証ししました。

祈り:主よ!私に、迫害に対する恐れが、あります。しかし今、使徒たちのように、大胆にイエスの御名を証しします。

一言:イエスの御名を証ししよう



2012年 10月 03日 (水)

使徒4:23-37
心と思いを一つにした聖徒たち

Ⅰ.心を一つにして祈る聖徒たち(23-31)
 監獄から釈放された後、使徒たちは、それまで起きていた驚くべき御業を、聖徒たちに知らせました。すると聖徒たちは、心を一つにして、神様に向かって、声を上げて祈りました。彼らは、今直面している迫害の脅威を取り除き、大胆に神様の御言葉を伝えることができるように、切に祈りました(29)。また、イエスの御名によって、病んだ者がいやされ、しるしと不思議なわざを行なわせてくださるように、祈りました(30)。心を一つにして祈った時、集まっていた場所が振い動き、一同はみな聖霊に満たされるようになりました。それによって、彼らは更に大胆に進んで行き、神様の御言葉を伝えました(31)。
Ⅱ.心と思いを一つにした聖徒たち(32-37)
 聖霊で満たされた聖徒たちは、心と思いを一つにしました。彼らは全ての持ち物を共有し、だれひとり「自分のもの」と主張しませんでした(32)。お金持は、自分の家と畑を売って、その代金を使徒たちの足もとに置きました。特に、キプロス生まれのバルナバは自分の畑を売って、ささげました。使徒たちは受け取った代金を、それぞれ必要に応じて、均等に分け与えることによって、愛の共同体を成し、キリストの愛を実践しました。この全てのことは聖霊の働きによるものです。聖霊は利己的な人を、分け与える人に変えられます。聖霊が臨む所に、心と思いが一つになり、聖徒たちの愛が満ち溢れるようになります。

祈り:主よ!聖霊に満たされ、大胆に福音を宣べ伝え、心と思いを一つにする愛の共同体を成すことができるように、助けてください。

一言:心と思いを一つに


<<(1)    前のページ(3)    4    次のページ(5)    (25)>>

聖書別日ごとの糧