聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 10月 18日 (木)

使徒11:1-18
御霊の働きを証しするペテロ

Ⅰ.順序正しく説明するペテロ(1-17)
 「異邦人たちも神のみことばを受け入れた」という知らせを聞いて、割礼主義者たちは怒りました。彼らは、ペテロが割礼のない異邦人たちと一緒に食事をしたという理由で、彼を厳しく非難しました。しかしペテロは、非難する人たちと感情的に争いませんでした。自分がなぜ、異邦人たちに福音を伝えるようになったのかを、順序正しく説明しました。説明を終えながら、ペテロは言いました。「こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」ペテロは、異邦人たちにも御霊が働かれたことを、証ししました。
 福音の御業に仕えているうちに、お互いに誤解をして、意見が合わない時があります。そのような時であるほど、感情的になって争ったり、頑固になると、福音の御業が妨げられるようになります。御霊の働きを顧みて従うことで、心を一つにしなければなりません。
Ⅱ.神様をほめたたえる割礼主義者たち(18)
 ペテロの説明を聞いた割礼主義者たちは、誤解を解くようになりました。そして、「神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ。」と言いました。彼らはペテロを非難しましたが、ペテロの説明を聞いてからは、神様の御業を受け入れ、神様をほめたたえました。彼らには、神様を恐れる謙遜な心が、ありました。

祈り:主よ!私が誤解された時、ペテロのように、謙遜に順序正しく説明することで、同労者たちと心を一つにするように、助けてください。

一言:がんこにならずに、対話をしよう



2012年 10月 19日 (金)

使徒11:19-30
模範的なアンテオケ教会

Ⅰ.信仰によって、異邦人たちに福音を宣べ伝えた教会(19-21)
 迫害を避けて散らばったクリスチャンたちは、フェニキヤ、キプロス、アンテオケにまで行き、福音を伝えるようになりました。彼らの中で、キプロスとクレネに行った人のうち、何人かがアンテオケに行って、信仰によってギリシャ人に主イエス様のことを宣べ伝えました。彼らの信仰をお受けになって、主の御手がともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返りました(21)。アンテオケ教会は、信仰によって、異邦人たちに信仰を宣べ伝えた教会でした。
Ⅱ.聖書を学んだ教会(22-26)
 アンテオケ教会の知らせを聞いたエルサレム教会では、バルナバを派遣しました。彼は、自分一人では集まって来る人々を担いきれないことを悟り、タルソに行ってサウロを捜し、同労者にしました。そして一年の間、大勢の人たちに聖書を教えました(26)。それで、アンテオケ教会では、有能な聖書の先生が多く輩出されました(13:1)。聖書の先生を養成することが、教会の成長する秘訣です。
Ⅲ.与える生活をした教会(27-30)
 アンテオケ教会は、飢饉によって苦しんでいるエルサレム教会のために、献金をしました。彼らは最初から与える生活を実践しました。このような教会は絶えず成長し、神様に用いられる教会になります。

祈り:主よ!私たちの集まりがアンテオケ教会のように、聖書の先生を養育し、開拓する教会になるように、助けてください。

一言:アンテオケ教会を学ぼう


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