聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 10月 24日 (水)

使徒14:1-18
衣を裂いて、止めるパウロ

Ⅰ.主によって大胆に語ったパウロ(1-7)
 パウロとバルナバがイコニオムで福音を伝えると、ユダヤとギリシヤの大勢の人が福音を受け入れました。すると信じようとはしないユダヤ人たちが異邦人たちをそそのかして、悪意を抱かせました。しかしこのような苦難にも関わらず、二人の使徒たちは他の所には行かず、むしろ長い間そこにとどまって、大胆に福音を伝えました(3)。その時、主は、彼らの手にしるしと不思議なわざを行なわせて、御恵みのことばを証明されました。福音が伝えられる時には、いつも二つの反応が起きるものです。受け入れる人もいれば、迫害するサタンの働きもあります。しかし主の御業はサタンの勢力よりも強いのです。福音の敵を少しも恐れる必要はありません。
Ⅱ.神様を礼拝するように助ける使徒たち(8-18)
 パウロがルステラに着いた時、生まれながら足のなえた人に、いやされる信仰があるのを見て、「自分の足で、まっすぐに立ちなさい。」と言いました(10)。すると彼は飛び上って、歩き出しました。それで群衆は、パウロとバルナバと神だと思い、いけにえをささげようとしました(13)。使徒たちは、神様の栄光をさえぎってしまう危機に、処せられました。これは、迫害よりも、恐ろしいものです。その時、パウロとバルナバは衣を裂いて、強く彼らを止めました。そして彼らに、虚しいものを捨てて、天と地を造られた神様を信じるべきであることを、証ししました。

祈り:主よ!私が兄弟たちのいけにえを受け取らずに、全ての栄光を神様に帰するように、助けてください。

一言:なぜそのようなことをするのですか。



2012年 10月 25日 (木)

使徒14:19-28
何度でも立ち上がるパウロ

Ⅰ.立ち上がって伝道するパウロ(19-22)
 パウロがルステラにいた時、アンテオケとイコニオムからユダヤ人たちが来て、群衆を抱き込んで、パウロを石打ちにしました。彼らは、パウロが死んだものと思って、町の外に引きずり出しました(19)。しかし意識が戻ったパウロは、もう一度町の中に入って、福音を証ししました。それだけではなく、後にルステラとイコニオムとアンテオケとに引き返して、弟子たちの心を強くしました。
 このような不死鳥のような不屈の精神がどこから来るのでしょうか。それは復活信仰があったからです。また、多くの苦難を通して、世のむなしい望みを捨て、神の御国に対する、本当の望みを持ったからです。「私たちが神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければならない。」(22b)
Ⅱ.宣教報告をするパウロ(23-28)
 パウロは、自分が開拓した教会を顧みる時、同時に教会ごとに長老を選んで立て、断食の祈りをしました。彼は、祈りで兄弟たちを主にゆだね、アンテオケに戻りました。そして、自分のために多くの祈りの支援をした聖徒たちを呼んで、神様が共におられ、行なわれた全ての御業と異邦人たちに信仰の門が開かれたことを、報告しました。彼らは、自分たちが苦労したことや、自分たちの業績を誇ることより、神様が成し遂げられた御業を報告しました。

祈り:主よ!苦難を通して、神様の御国の望みだけが本物であることを悟らせてくださり、感謝します。私が復活信仰を持って、何でも立ち上がるように助けてください。

一言:不屈の精神


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