聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 12月 06日 (木)

使徒17:1-15
毎日聖書を調べた

Ⅰ.野蛮なテサロニケの人々(1-9)
 パウロはテサロニケに着いてから、ユダヤ人の会堂に入り、三つの安息日にわたり、聖書に基づいて彼らと論じました。特に、十字架で死なれ、三日目によみがえられたイエス様が、私たちのキリストであることを証ししました。その時、真理を愛する大勢のギリシャ人と少なくない貴婦人たちがイエス様を信じるようになりました。しかしテサロニケに住んでいるユダヤ人たちがねたみに火がついて、ならず者をかり集め、暴動を起こして町を騒がせました。それだけではなく、ベレヤまで追いかけて行き、神様の御言葉を伝えるのを妨害しました。御霊の御業を人間の観点から見ると、神様の敵となり、野蛮人になります。
Ⅱ.紳士的なベレヤの人々(10-15)
 ベレヤの人々が福音を受け入れる姿勢は、テサロニケの人々とはあまりにも対照的でした。彼らは、テサロニケにいる人々よりも紳士的で、非常に熱心に御言葉を聞き、果たしてそのとおりかどかと毎日聖書を調べました(11)。彼らは聖書を深く考えながら、勉強しました。聖書には、神様の秘密と救いの知識が隠されています。それで深く考えれば考えるほど、多くのものを得るようになります。何よりも御言葉を学ぶようになり、救いを得るようになります。毎日聖書を調べたベレヤの人々の中から信じる者が多く生まれ、特にギリシャの貴婦人や男子も少なくありませんでした。

祈り:主よ!私が御言葉に対して恐れる心を持ち、切なる思いで聖書を勉強する者になるように、助けてください。

一言:聖書勉強も研究する姿勢で



2012年 12月 07日 (金)

使徒17:16-34
このことの確証をお与えになったのです

Ⅰ.心に憤りを感じたパウロ(16-18)
 パウロがアテネに着いた時、その町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを感じました。アテネはギリシャの首都であり、ギリシャ文化の中心地として、西洋哲学、文学、そして芸術の発祥地でした。しかし霊的にはあまりにも暗いところでした。そこでパウロは、会堂で出会う人々にイエス様とその復活を証ししました。彼らの中には、エピクロス派とストア派の学者たちもいましたが、彼らは福音を受け入れることよりも、論争だけをしました。彼らは新しい言葉を話し、聞いて、論争することで歳月を過ごす人々でした。真理を軽んじる人々は、真理によって救いといのちを得ることができません。
Ⅱ.アレオパゴスで説教したパウロ(19-34)
 パウロはアレオパゴスの法廷で、彼らの宗教心を認めながらも、問題点を指摘しました。彼らは「知られない神」にまで礼拝しましたが、本当に知らなければならない神様を知りませんでした。私たちの神様は、宇宙とその中にある全てのものをお造りになった造り主の神様です。全ての人に、命と呼吸と全てのものをお与えになるいのちの主であり、私たちの近くにおられ、熱心に求めさえすれば、出会うことのできる人格のある方です。何よりも、私たちの罪のために十字架で死なれたイエス様をよみがえらせました。また、このようにされることで、全ての人がイエス様をキリストとして信じるだけの確証をくださいました(31)。いくら宗教心があつくても、この神様を信じなければ、救いを得ることができません。

祈り:主よ!世の人々がみな自分勝手に生きていても、私は信じるだけの確証をくださった神様に仕え、生きて行くように助けてください。

一言:信じるだけの確証


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