聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 12月 08日 (土)

使徒18:1-17
コリントを開拓したパウロ

Ⅰ.御言葉をかたくつかんだパウロ(1-6)
 パウロはアテネを去って、コリントに行きましたが、そこでアクラとその妻ブリスキラに出会いました。彼らと同業者だったので、パウロは彼らの家に住んでいっしょに仕事をしました。その一方で、安息日ごとに会堂で、ユダヤ人やギリシャ人と論じ、彼らに神様の御言葉を教え、承服させようとしました。パウロは神様の御言葉をかたくつかんで、大胆に、イエス様がキリストであることを証ししました。ユダヤ人たちは反抗して暴言を吐いたので、パウロは彼らの罪を警告し、異邦人のほうに行って、福音を伝えました。彼が人を恐れずに、大胆に福音を伝えることができたのは、神様の御言葉をかたくつかんだからです。神様の御言葉をかたくつかんでいれば、どんな苦難も問題にはなりません。
Ⅱ.パウロに勇気をお与えになったイエス様(7-17)
 ユダヤ人たちの迫害は続きましたが、そのような中でも、テテオ・ユストと会堂管理者クリスポの一家はイエス様を信じました。また多くの人々が聞いて信じ、バプテスマを受けました。しかし続く迫害のために、パウロの心には恐れが生じました。このようなパウロに主は言われました。「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民がたくさんいるから。」(9,10)。迫害があっても、主は、黙っていることよりも、積極的に語り続けることを、願われます。主が共におられるので、誰も私たちに敵対することができません。

祈り:主よ!いつも、御言葉で私と共におられることを信じます。今日も、御言葉をかたくつかみ、大胆に御言葉を伝えます。

一言:御言葉をかたくつかめば



2012年 12月 09日 (日)

使徒18:18-19:7
弟子たちを力づけたパウロ

Ⅰ.すべての弟子たちを力づけた(18-23)
 しばらくして、パウロはコリントの兄弟たちに別れを告げて、ブリスキラとアクラと同行してシリヤに向かいました。ところが、パウロは一つの誓願を立てていたので、ケンクレヤで髪をそりました。そしてアクラ夫婦をエペソに残し、自分はカイザリヤを経てエルサレムに上り、教会にあいさつしてからアンテオケに下って行きました。パウロはアンテオケにしばらくいてから、そこを出発して、ガラテヤの地方とフルギヤ地方を次々に巡って、すべての弟子たちを力づけました。これを見ると、恐らくパウロがケンクレヤで髪をそったのは、弟子たちを力づけることの誓願を立てたようです。福音を伝えて、イエス様を信じさせることも大切なことですが、彼らが、イエス様の行なわれた御業を担う弟子として成長するように、助けることはさらに大切なことです。
Ⅱ.もっと正確に説明した(24-19:7)
 アレキサンドリヤ出身のアポロというユダヤ人がエペソに来ましたが、彼は学問にたけ、聖書に通じていました。彼は早くから主の道の教えを受けたので、イエス様に関することを正確に語り、熱心に教えていました。しかし彼はヨハネのバプテスマしか知りませんでした。ヨハネのバプテスマしか知らなかったので、彼の信仰生活は律法的でした。それを聞いていたブリスキラとアクラは彼を招き入れて、聖書を教えました。アクラ夫婦から聖書を学んだアポロはアカヤで恵みの福音を伝え、聖書によって、イエス様がキリストであることを証明しました。

祈り:主よ!私が聖書を正確に勉強し、弟子たちを力づけることに熱心な者になるように、助けてください。

一言:弟子たちを力づけよう


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