聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 12月 18日 (火)

使徒22:1-16
神様に選ばれたことを証ししたパウロ

Ⅰ.教会を迫害したパウロ(1-4)
 機会を得たパウロは、教会を迫害していた自分が、どのようにしてイエス様の証人になったのか、を証ししました。彼はキリキヤのタルソで生まれたユダヤ人であり、ガマリエルの門下で、律法の厳格な教育を受けていました。神様に対しての熱心があり、イエス様を信じる者たちを迫害し、死にまで至らし、男女を問わず投獄しました。彼は、神様を知らない無知な熱心によって、裏切り者であり、殺人者であり、迫害する者になりました。
Ⅱ.神様に選ばれたパウロ(5-16)
 パウロは神様の敵であり、教会の敵でした。彼はさばかれて当然な人でした。しかしパウロがクリスチャンたちを逮捕するためにダマスコに向かって行った時、よみがえられたイエス様がまず彼を捕らえました。突然、天からのまばゆい光が彼の回りを照らしました。そして天から「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」という御声が聞こえて来ました(7)。彼は、そのまばゆい光によって目が遠くなりました。そして天にまで達した傲慢が砕かれ、謙遜になりました。主はアナニヤを通して、彼の目を開いてくださいました。アナニヤはパウロに、神様が彼を選ばれ、神様の御旨を知らせ、今はイエス様の証人としてお立てになったことを、悟らせました。証しの通りに、パウロの変えられた姿ははっきりとしています。神様に選ばれたことによって、先頭に立って敵対していたパウロが今は、最も情熱的な福音の証人になりました。

祈り:主よ!福音の敵だった私を選ばれ、福音の証人にしてくださったことを感謝します。この恵みに、私が負債を負った者として、熱心に福音を伝える者となります。

一言:選ばれた者は、恵みの負債を負った者



2012年 12月 26日 (水)

使徒22:17-30
異邦人に遣わされたパウロ

Ⅰ.異邦宣教に召されたパウロ(17-21)
 パウロはエルサレムに帰り、宮で祈っていました。その時、夢ごこちになり、「急いで、早くエルサレムを離れなさい。人々がわたしについてのあなたのあかしを受け入れないからです。」という御声を聞きました。パウロは、過去自分が行なって来た悪を知っていました。彼は信じる人々を牢に入れたり、むち打ったり、執事ステパノを殺すことに賛成し、
そこに参加しました。パウロは、自分がかつて犯した悪を考えると、自分には到底資格がないこと、を知っていました。しかし主は彼に恵みを施され、「行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦人に遣わす。」と言われました。それによって、パウロは、神様が彼をお立てになったことを確信しました。それでパウロは、どんな状況の中でも、誰が何と言おうと、少しも屈することなく、大胆に福音を伝えました。
Ⅱ.ローマの市民権を活用したパウロ(22-30)
 パウロの証しを聞いて興奮したユダヤ人たちは、すぐにパウロを殺そうとしました。すると千人隊長がパウロを兵営の中に引き入れて、彼をむち打って取り調べようとしました。その時、パウロはそばに立っている百人隊長に、自分がローマ市民であることを明かしました。そのため、パウロは害を逃れ、正式な裁判を受けるようになり、全議会で福音を伝える機会も得るようになりました。自分がローマの市民であることを明かすことは、パウロの知恵でした。神様が、苦難の中にいる主のしもべたちに、知恵をくださいます。

祈り:主よ!主の敵だったこの私を選ばれ、今は世界宣教の働き人として立ててくださり感謝します。今、私に、この御業を担うのに必要な知恵もくださることを信じます。

一言:あなたを遠く、異邦人に遣わす


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