聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2012]

2012年 12月 27日 (木)

使徒23:1-10
議会の前で証ししたパウロ

Ⅰ.大祭司を咎めたパウロ(1-5)
 パウロは議会の前で尋問されるようになりました。パウロは、議会と大祭司の権威がどれだけ大きいのかを、知っていました。しかし彼は少しも委縮されませんでした。むしろ彼は、「兄弟たちよ。私は今日まで、全くきよい良心をもって、神の前に生活して来ました。」と証ししました。すると大祭司は、「彼の口を打て」と命じました。しかしパウロは、むしろ大祭司に向かって、「ああ、白く塗った壁。神があなたを打たれる。あなたは、律法に従って私をさばく座に着きながら、律法にそむいて、私を打てと命じるのですか。」と、彼の偽善と偽りを咎めました。パウロには、神様のしもべとしてのはっきりとした姿勢と、大胆な勇気がありました。
Ⅱ.議員同士で争わせたパウロ(6-10)
 パウロは尋問されながらも、議会を注目して見ていました。その時、彼は、復活を信じるパリサイ人たちと、復活も御使いも霊もないと言うサドカイ人たちで構成されていることに、気づきました。そして彼は、「死者の望み、すなわち復活のゆえに尋問されている」と叫びました。すると議会は、パリサイ人とサドカイ人とに分かれ、大きな争いが起きるようになりました。それで千人隊長が兵士たちに命じて、パウロを彼らから引き出して兵営に連れてくるように、しました。パウロは知恵と勇猛に優れた勇士でした。主は、苦しみを受ける者に、敵が対抗できない知恵をくださいます(ルカ21:15)。

祈り:主よ!私が患難の日に、委縮せずに、むしろ大胆に世の罪を咎める勇気と、敵に打ち勝つ知恵をください。

一言:神様から来る勇気と知恵



2012年 12月 28日 (金)

使徒23:11-35
勇気を出しなさい

Ⅰ.勇気を出しなさい(11)
 パウロは敵と戦って勝利しましたが、内的には将来に対する不安と恐れに捕らわれていたようです。その日の晩、主がパウロのそばに立って言われました。「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない。」(11)。神様は、選ばれたしもべといつも共におられます。この神様を仰ぎ見る時、どんな状況の中でも、大胆に福音を伝えることができます。しかし主は、窮地に立たされたパウロを救い出されることよりも、むしろ彼が積極的に敵と戦って、福音を伝えるように、助けられました。
Ⅱ.パウロの命を保護された神様(12-35)
 ユダヤ人たちの間で、パウロを殺すために四十人あまりの特殊要員が断食をし、使徒パウロを暗殺する機会を伺っていました。ところがパウロの姉妹の子が彼らの企みを百人隊長に知らせ、百人隊長は千人隊長に知らせました。千人隊長は、その日の晩、歩兵、騎兵、槍兵など四百七十人からなる多くの兵力でパウロを護衛させ、カイザリヤにいるペリクスのもとに護送しました。神様は、ローマの兵士たちを通して、パウロの命を安全に保護してくださいました。結局、パウロはローマに行く第一歩を踏み出すようになりました。神様は、異邦人の軍隊を通してでも、選ばれたしもべたちの命を保護してくださいます。この神様を信じて、私たちは最後まで大胆に福音を伝えなければなりません。

祈り:主よ!主が最後まで主のしもべたちの命を守ってくださり感謝します。私がどんな状況の中でも、大胆に神様を信じ、福音を伝える者になるように、祈ります。

一言:勇気を出しなさい


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