2012年 12月 29日 (土)
総督に福音を証ししたパウロ
Ⅰ.復活を証ししたパウロ(1-23)
大祭司アナニヤは、数人の長老およびテルトロという弁護士を連れて来て、パウロを異邦人の総督ペリクスに訴えました。彼はパウロを指して、疫病であり、世界中のユダヤ人たちの間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という異端の首領であり、宮を汚す者として告訴しました。しかしパウロは少しもおびえることなく、むしろ一つ一つ自分について、大胆に弁明しました。特に、パウロは、イスラエルが待ち望んでいる神様に向けられた望みである死者の復活について、証ししました。復活の福音はパウロを強く、大胆にしました。
Ⅱ.やがて来る審判を強調するパウロ(24-27)
数日後、ペリクスはその妻と共に来て、パウロからキリストの道について、聞きました。ところが、パウロは彼が総督だからと言って、彼が好むことだけを選んだりはしませんでした。むしろ彼は、正義と節制とやがて来る審判とを論じることで、総督が罪で満ちた生活を悔い改めるように、助けました。外側から見ると、パウロは囚人であり、ペリクスは総督でした。しかし神様の側からご覧になると、福音を持ったパウロは牧者であり、ペリクスは救いを必要とする羊でした。復活とさばきの福音を信じる人は、どんな状況であっても、牧者です。パウロの助けにも関わらず、総督は賄賂だけを期待し、ユダヤ人の心を得ようと、パウロを牢につないだままにしておきました。彼は救いの機会を逃した愚か者でした。
祈り:主よ!どんな状況の中であっても、私の中に復活とさばきの福音があるので、私が牧者にならなければならないことを悟りました。私がどんな状況の中でも、大胆に福音を伝える牧者になるように助けてください。
一言:私はどんな状況の中でも、牧者
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