聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2013]

2013年 01月 03日 (木)

使徒26:1-18
アグリッパ王の前に立ったパウロ

Ⅰ.この希望のために(1-8)
 パウロをローマに送る正当な罪状を見い出せなかったフェストはアグリッパ王に、「パウロを尋問して欲しい。」と頼みました(25:13-27)。それによって、パウロは王の前に立つようになりました。その時、パウロは丁重な言葉で、自分の出生と生いたち、彼が受けた教育について、話しました。そして結論として、自分を裁判を受けるようになった理由が、神様がイスラエルの民に与えられた希望のためであることを、証ししました。この希望とは、聖書で約束されたキリストを指しています。彼は、神様がイエス様を死者の中からよみがえらせたことによって、イエス様こそが聖書で約束されているキリストであることを示された、と証ししました。そしてパウロは、「神が死者をよみがえらせるということを、あなたがたは、なぜ信じがたいこととされるのでしょうか。」と言って、むしろ大胆に彼らの不信仰を責めて、彼らを助けようとしました。
Ⅱ.自分の体験を証しするパウロ(9-18)
 パウロは過去、自分がどれだけ残忍にイエス様を迫害した者であるのか、を証ししました。同時に、よみがえられたイエス様に出会い、今は変えられた人生を生きるようになったことを、証ししています。そして、自分を暗闇から光へ、サタンの支配から神様へ立ち返らせてくださったイエス様の大きな愛と権威を証ししました。パウロは、イエス様が彼の人生を変えてくださったことを、証しする中で、アグリッパ王を助けようと、最善を尽くしました。

祈り:主よ!神様の望みであるイエス様が罪人を救ってくださったことを感謝します。私が、イエス様の成し遂げられた美しい徳を宣べ伝える宣伝部長になるように、助けてください。

一言:イエス様の美しい徳を宣べ伝えよう(Ⅰペテ2:9)



2013年 01月 04日 (金)

使徒26:19-32
アグリッパ王に福音を証ししたパウロ

Ⅰ.福音の核心を証ししたパウロ(19-23)
 パウロは、自分がユダヤ人と異邦人たちに何を証ししているのか、を証言しました。彼が伝えたのは、一言で、「悔い改めて、神様に立ち返り、悔い改めにふさわしいことをしなさい」です。また、イエス・キリストが聖書で約束されている通りに、十字架の苦しみを受け、死者の中からよみがえられたことで、イスラエルと異邦人たちの光になられたことを証ししました。パウロは、王にも、福音の核心を伝えることで、アグリッパ王も、暗闇から光へ出ることを願いました。福音を証しする者は、知識や経験よりも、福音の核心を伝えなければなりません。
Ⅱ.フェストとアグリッパの拒絶(24-32)
 パウロの言葉を聞いていたフェストは、その言葉に倒れないようにするために、パウロの言葉を切りました。「気が狂っているぞ。パウロ。博学があなたの気を狂わせている。」(24)。パウロはそれに捕らわれずに、アグリッパ王にキリストを信じさせようと、続けて彼に福音を伝えました。しかし続けて彼も福音を拒みました。ここでパウロは退かずに、はっきりと「私が神に願うことは、あなたばかりでなく、きょう私の話を聞いている人がみな、この鎖は別として、私のようになってくださることです。」(29)と言って、最後まで福音を伝え、彼らを助けようとしました。
 パウロは、時が良くても悪くても、総督や王にまで大胆に福音を伝えました。彼らも、鎖につながること以外には、みなパウロのように救いに至ることを願いました。

祈り:主よ!私がパウロのように、誰の前であっても、大胆にはっきりと福音の核心を証しする福音のしもべになるように、助けてください。

一言:誰にでも福音を伝えよう


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