聖書別日ごとの糧   >>   使徒の働き[2019]

2019年 02月 13日 (水)

使徒の働き6:1-15(4)
もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします

 福音の御業が活発に起こると、教会の指導者たちがきちんと教会の方向を決める必要が出てきました。ギリシャ語を使うユダヤ人たちが、彼らのうちのやもめたちが毎日の配給でなおざりにされていると、ヘブル語を使うユダヤ人に対して苦情を申し立てました。人は差別を受けるとつらくなります。このような差別が教会内にあると、信徒の間に不平不満が生じ、サタンが入り込む余地が生じてしまいます。そこでペテロはこの問題を解決するために、新しい提案をしました。まず、ペテロは兄弟たちが、自分たちの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選ぶようにして、彼らにこの仕事を任せることにしました。「そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします」(4)と言いました。
 使徒たちがこのようにしていると、どんなことが起こりましたか。7節を見ますと、「こうして神のことばはますます広まっていき、エルサレムで、弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々と信仰に入った」のでした。教会は、みことばが満ち溢れる場所であるようにしなければなりません。これが教会の存在の理由です。弟子たちを養成するためにもっぱら祈りとみことばの奉仕に励むのが、まさに教会の成長の秘訣でもあるのです。祈りとみことばに満ちるのが教会の本質です。ですから、みことばのしもべたちはこのことに力を入れなければなりません。
 今日のこの世界は知識の海のようです。しかし、海の水は飲んでも渇きを覚えます。この世の知識は人に真のいのちの水を与えてくれることが出来ないのです。私たちを混乱や思い煩い、心配と恐れ、高慢に追いやるだけで真のいのちの道を示してくれないのです。ですから、神のみことばが必ず必要なわけです。教会の本質は祈りとみことばにあります。神様のみことばに満ちている教会、そしてこの世界に神のみことばを広げていく教会を目指して、私たちももっぱら祈りとみことばに専念し邁進してゆきましょう。


適用 : 命の御業の根拠は何でしょう

一言 : 神様の御言葉


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