聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2015]

2015年 06月 12日 (金)

ローマ12:1-8
あなたがたの霊的な礼拝

1.あなたがたのからだを、聖い、生きた供え物としてささげなさい
 パウロはまず、「あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。」と言いました。これは、私たちの体だけではなく、私たちの才能と、心を尽くして、生活そのものを主にささげる生活です。これが、私たちの霊的な礼拝です。
 そのようにするためには、神様に敵対し、聞き従わないこの世と調子を合わせてはいけません。いつも、心を新しくすることによって、変わって行かなければなりません。それで、神様に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ、神様に受け入れられる生活をしなければなりません。このように生活することが、私たちの霊的な礼拝です。
2.一つのからだ(3-8)
 クリスチャンたちは、思うべき限界を越えて、思い上がってはいけません。信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなければなりません。私たちが、一つのからだに多くの器官がありますが、すべての器官が同じ働きをしません。同じように、私たちクリスチャンは、キリストにあって一つのからだであって、ひとりひとり互いに器官なのです(5)。器官は、からだを中心にして、お互いに密接した関係にあります。
 器官は、どれ一つをとっても、大切でないものはありません。それで、お互いに貴く思わなければなりません。他人と比較して、嫉妬し、競争するのではなく、自分が受けた賜物を最大限に生かし、教会に徳を積んで行かなければなりません(7,8)。

祈り:主よ!私が、救いの恵みを軽んじて、忠実でなかった罪を悔い改めます。私が今、私のからだを聖い、生きた供え物としてささげます。

一言:聖い、生きた供え物としてささげなさい



2015年 06月 13日 (土)

ローマ12:9-21
善をもって悪に打ち勝ちなさい

1.偽りなく、兄弟を愛しなさい(9-13)
 クリスチャンの共同生活において、愛は大変重要なものです。愛がなければ、御使いのように美しいことばを話し、山を動かすほどの信仰があっても、何の役にも立ちません(1コリ13:1,2)。愛は、聖徒の交わりの潤滑油のようなものです。しかし、愛には、偽りがあってはなりません。悪を憎み、善に親しまなければなりません。
 また、兄弟を家族のように愛し、まずお互いに尊敬し合わなければなりません。勤勉で怠らず、主に仕えなければなりません。怠惰は悪のみなもとです。患難の中に耐え、いつも祈りに励み、聖徒たちの入用に協力して、旅人をもてなさなければなりません。
2.善をもって、悪に打ち勝ちなさい(14-21)
 クリスチャンたちは世に属さず、キリストに属する者です。それで、ノンクリスチャンたちから多くの迫害を受けます。その時、迫害する人々を呪ってはいけません。かえって、迫害する者を祝福しなければなりません(14)。彼らの喜びと悲しみに参加し、謙遜と忍耐で、仕えなければなりません(15,16)。できる限り、全ての人と和解し、復讐することを神様にゆだねなければなりません。敵が飢えていれば、食べさせ、渇いていれば、飲ませなければなりません。そうすることによって、彼の頭に炭火を積むことになります。これが、善をもって悪に打ち勝つことです。善をもって悪に打ち勝つ者が、本当の勝利者です。

祈り:主よ!私が心から兄弟を愛せなかった罪を悔い改めます。私が偽りなく、兄弟を愛し、善をもって悪に打ち勝つように、助けてください。

一言:偽りのない兄弟愛


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