聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅰ[2013]

2013年 02月 13日 (水)

Ⅰコリント8:1-13
偶像にささげた肉について

Ⅰ.知識によって、自由に食べることができる(1-6)
 偶像にささげた肉について、みな知識を持っています。しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てます(1)。
 偶像にささげた肉について、正しい知識がある人は、供え物に縛られません。偶像は何でもないからです。天にも地にも、多くの神や多くの主がありますが、私たちには唯一の神様がおられるだけです(6)。この世に、神様のほかに、別の神はいません。すべてのものはこの主によって存在し、私たちもこの主によって存在します。それで偶像にささげた肉も、何でもありません。自由に食べることができます。
Ⅱ.兄弟のために、自由に食べることができない(7-13)
 全ての人がみな、この知識を持っているわけではありません。知識がない人もいます。特に、偶像に対する習慣がなかった人たちは、偶像にささげた肉を食べることに、ひどく心にひっかかります(7)。それで、知識がある人に従って行なっているうちに、良心が弱くなり、汚れます。知識があるからと言って、弱い人をつまずかせることは、その人のために死なれたキリストに対して罪を犯すことです。それで、使徒パウロは、食物のことで兄弟をつまずかせるなら、今後いっさい肉を食べない、と言っています。知識は自己満足のためのものですが、愛はいのちを生かすものです。

祈り:主よ!私が、わずかな知識によって兄弟をつまずかせた罪を悔い改めます。これからは、愛によって行ない、生かします。

一言:知識よりも、愛によって


<<(1)    前のページ(7)    8    次のページ(9)    (15)>>

聖書別日ごとの糧