聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅰ[2015]

2015年 10月 21日 (水)

Ⅰコリント13:1-13
愛の共同体

 コリント教会は御霊の賜物を慕い求め、神様がくださる御霊の賜物が豊かでした。それでもコリント教会は争いがあり、さまざまな問題で複雑でした。パウロは、このような彼らに、神様の恵みがさらに必要であることを知り、12:31節で、「よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。」と言いました。13章は、「よりすぐれた賜物」が愛であることを、教えてくれます。教会の共同体に愛がなければ、誰かが人の異言や御使いの異言で話しても、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。誰かが預言の賜物を持っており、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、何の値打ちもありません。誰かが持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え、からだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、何の役にも立ちません。
 では、教会の共同体に、なぜ愛が必要なのでしょうか。愛は寛容であり、愛は親切で、人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。愛は礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒りません。人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。預言の賜物ならばすたれ、異言ならやみ、知識ならばすたれますが、愛は決して絶えることがありません。信仰と希望と愛の中で、一番すぐれているのは愛です。私たちのからだに血が流れているように、愛は一つのからだである教会に流れる血のようです。教会は、愛が血のようにからだ全体に流れる愛の共同体にならなければなりません。

祈り:主よ!私が愛の人となり、私たちの集まりが愛の共同体になるように、愛を豊かに施してください。

一言:一番すぐれているのは愛です


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