聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅰ[2021]

2021年 06月 23日 (水)

コリント人への手紙第一13:1-13(1)
愛がなければ

愛はクリスチャンの人柄に欠かせない要素の1つです。イエス様は私たちに、互いに愛し合うように命じられました。また、敵を愛するように命じられました。愛は体をつなぐ接着剤のようなものです。他にどんな美徳を供えていようと、私たちに愛がなければ、なす事全てがバラバラで全く無意味です。コリント教会の信徒たちには、異言など多くの賜物が与えられていましたが、それらを愛なしに用いていたようです。たとえ山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、愛がないなら、そこには神様の御心はありません。神は愛だからです(Ⅰヨハネ4:8)。

4-7節では、実際に何をすることが愛することなのかをパウロが語っています。イエス様は愛の模範を示して下さいました。そして、私たちがご自身の愛の道に従うことを望んでおられます。不寛容、プライド、利己心、虚偽が私たちの心に宿るとき、そこには愛の余地はありません。人間の愛は見返りを要求します。場合によっては、破壊的な悪影響を与えかねません。しかし、イエス様の無条件の愛は、私たちを引き上げ、築き上げ、成長させてくれます。

預言は、いつかは成就します。知識は、そのうち時代遅れなものになってしまいます。信仰も、天国で神様と顔と顔を合わせる時には、必要なくなります。しかし、愛には終わりがありません。むしろ、どんどんと成長していきます。イエス様の姿が私たちの中に形成されるまで、私たちの内で愛は成長していかなければなりません。



適用:愛によって賜物を用いていますか

一言:愛がなければ


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