聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2013]

2013年 04月 10日 (水)

2コリント1:1-11
苦難の中で感謝するパウロ

1.慰めの神様(1-7)
 3節で、パウロはまず、神様をほめたたえました。この神様は、苦しみの中にいる者たちには慈愛の父であり、すべての慰めの神様だからです。パウロは福音の証人であり、羊の群れの牧者として生きながら、多くの苦難を受けました。しかし苦難に比べて、神様から受けた慰めは満ち溢れていました。 
 これは、パウロを通して、全ての苦しみの中にいる人々を慰めることができるためでした(4)。それで牧者が受ける苦しみは、羊たちの慰めと救いのためのものです(6)。
2.よみがえりの神様(8-11)
 パウロはアジヤで開拓の御業に仕えながら、多くの苦しみを受けました(使19:23-41)。非常に耐えがたい苦しみによって、生きる望みさえ失い、自分の心の中で死を覚悟しました。しかしこのような激しい苦しみを通して、死んだ者をよみがえらせてくださる神様により頼む、実質的な信仰を学ぶようになりました(9)。結局、パウロは大きな死から救われ、将来どんな苦しみの中でも、自分を救い出してくださるよみがえりの神様を確信するようになりました(10)。パウロは、苦しみを通して、復活信仰を得るようになりました。

祈り:主よ!苦しみの中で訪ねて来られ、慰め、復活信仰を植えてくださり感謝します。私が苦しみの中にいる者の慰めになります。

一言:慰めの神様、よみがえりの神様



2013年 04月 11日 (木)

2コリント1:12-2:4
教会の訪問を延期したパウロ

1.神様の御旨に、「はい」と言うパウロ(12-22)
 パウロが旅行の計画を変更したのは、軽率なことや、人間的な計画ではありませんでした(17)。神様の御旨と導きには、いつも「はい」と答え、自分の考えや計画のためには、「いいえ」と答えませんでした。神様の御子イエス様も、神様の御旨には、いつも「しかり」とお答えになりました。結局、パウロは神様の導きに「アーメン」と言って、コリントの訪問を変更しました(20)。パウロは、神様の御旨を、自分の計画よりも優先させ、自分の栄光よりも、神様の栄光を求めました。
2.羊の群れを惜しむパウロ(23-2:4)
 コリント教会には、問題を起こした人々がいました。パウロは、自分が行って、その問題を解決しようとしました。しかし、パウロは、兄弟たちの信仰を主管することを願いませんでした。むしろ兄弟たちの間で、問題を解決することを望みました。パウロは兄弟たちの主管者ではなく、助ける者になろうというのです。パウロは兄弟たちの信仰を認め、彼らを惜しむ心から、コリントの訪問計画を変更したのです。パウロが大きな苦しみと悲しむ心と多くの涙で手紙を書いたのは、彼らを愛していたからです(2:1-4)。

祈り:主よ!主に、いつも「はい」という者にしてくださり、羊の群れの有益のために、計画を変更できる信仰をください。

一言:キリストの中には、「はい」だけ


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