聖書別日ごとの糧   >>   エペソ[2005]

2005年 06月 26日 (日)

エペソ人への手紙4:1-16
御霊は一つです


Ⅰ.信仰は一つ、神は一つ(1-6)

 クリスチャンは召された者にふさわしく、世の人と区別された生活をしなければなりません。人の本性や感情によって生きるより、謙遜と柔和、忍耐と赦しで人に接しなければなりません。そうして全てがイエス様の中で一つになるように力も入れなければならないのです。主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ、神様も一つだからです。クリスチャンが互いに一つになることができないのは、神様の召されより自分の有益や感情を優先させているからです。

Ⅱ.キリストのからだを建て上げるためであり(7-16)

 教会の中で一つになろうとする時、最も問題になることは各人に与えられた能力や才能が違うということです。それで互いに競争し妬みます。

 しかし才能とは何でしょうか。神様がお与えになった賜物です。各人の才能によって教会には多くの職分があります(11)。そしてその職分は聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせますが、またキリストのからだを建て上げるのに、その目的があるのです(12)。ところが与えられた才能を自分の有益や栄光のために使う時、憎しみと分裂が生じるのです。


祈り:主よ!私たちの集まりが互いに一つになり、互いに整えて、キリストのからだを建て上げるように助けてください。

一言:結び合わされ、成長し



2005年 06月 27日 (月)

エペソ人への手紙4:17-24
新しい人を身に着るべきこと


Ⅰ.異邦人のようであってはなりません(17-22)

 イエス・キリストを受け入れたクリスチャンは異邦人のように歩んではいけません。異邦人とは一言で無感覚の人のことです。彼らは自分を好色にゆだねて、欲望によってすべての不潔な行ないをしています。そうして知恵が暗くなり、霊的に無知になり、心がかたくなになりました。

 クリスチャンになった後にも、誘惑に勝てず、過去の習慣に従って歩む時、神様のいのちから離れて行くようになるのです。

Ⅱ.心の霊において新しくされ(23,24)

 私たちは罪深い過去の習慣から離れることを願います。そうして新しい人になることを願います。それで行動に移すべく苦労をしたり、素晴らしい人々の模範に従うために努力したりします。しかし私たちは昔の人の姿のまま残っている自分自身に対して絶望してしまいます。

 では、一体どのようにすれば、新しい人になることができるのでしょうか。心の霊において新しくされなければなりません。イエス様の御言葉を聞いて、悔い改め、心を新しくせずに、良い行ないだけを望むことは、まるで悪い木から良い実を求めることのようです(マタ7:17,18)。

 この世の道徳教育だけでは新しい人になることができません。イエス様の中にいる時だけ、新しい人になることができるのです。


祈り:主よ!私が罪深い本性を持っていては決して主を喜ばせることができません。私から昔の人の本性を取り除き、新しい人を身につけるようにしてください。

一言:新しい心の霊が新しい人を作る



2005年 06月 28日 (火)

エペソ人への手紙4:25-32
クリスチャンが念頭に置かなければならないこと


Ⅰ.隣人に対して真実を語りなさい(25-29)

 クリスチャンは偽りを捨てて、真実を語らなければなりません。なぜなら私たちは互いにからだの一部分だからです。偽りは各からだの関節部分を邪魔する働きをします。

 クリスチャンだからと言って、怒りを出さないようにするわけにはいきません。しかしそれによって罪を犯したり、長い間憤ったままでいてはいけません。怒るべきことに対して憤るのは当然のことだと考えやすいのです。しかし感情を節制しなければサタンの罠に落ちるようになります。クリスチャンは他人のものを盗んだり、同労者たちの善意を裏切って害を加えてはいけません。むしろ熱心に働いて、隣人を助けなければなりません。クリスチャンは互いに親しいからといって、むやみに言葉を話してはいけません。互いに人の徳を養い、恵みを与えるようなことを話さなければならないのです。

Ⅱ.神様の聖霊を悲しませてはいけません(30-32)

 クリスチャンは見えない神様、すなわち聖霊を悲しませてはいけません。聖霊は救いのその日まで私たちを助け、導いてくださる方です。しかし悪意、無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどは、私たちの中で聖霊が働かないように妨害するものです。お互いに親切にし、赦し合い、イエス様の愛を学ぼうと努力する時、聖霊は私たちの中で働いてくださいます。


祈り:主よ!私に、隣人がいることと聖霊がおられることを忘れて生活している時が非常に多いです。いつも私を悟らせてください。

一言:その隣人と共に


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