聖書別日ごとの糧   >>   エペソ[2016]

2016年 08月 17日 (水)

エペソ1:1-6
霊的祝福

Ⅰ.霊的祝福をくださった神様(1-4)
 パウロが神様を賛美するのは、神様が私たちに「霊的祝福」をくださったからです。神様の祝福を霊的祝福と表現する理由は何でしょうか。
 第一に、神様の祝福は霊的な祝福です。神様の祝福は人によるものでも、物質によるものでもありません。神様の祝福は、いくら人間条件が良くても、得られるものではありません。反面、いくら足りない部分があっても、イエス様を信じることによって、誰でも受けることができます。それはたましいの祝福であり、その心に臨むものです。
 第二に、神様の祝福は永遠なものです。神様の祝福は天に属するものです。野原の花のようにしおれてしまう世の祝福とは違います。
Ⅱ.ご自分の子にしようとされた神様(5,6)
 神様は私たちに霊的祝福をお与えになるために、私たちを救い、きよく傷のないご自分の子どもにしてくださいました。私たちに与えられた恵みの栄光を、賛美せずにはいられません。

祈り:主よ!私のようなみじめな者を救い、ご自分の子にしてくださり、霊的祝福をくださり、心から感謝します。

一言:本当の祝福



2016年 08月 18日 (木)

エペソ1:7-14
時が満ち、この時のために

Ⅰ.御子の血による(7-9)
 神様は私たちを救うために、ひとり子イエス・キリストを十字架につけられ、血を流し、犠牲にされました。そして誰でもその血を信じる者には、罪の赦しの恵みをくださいました。このような救いの方法は、神様の知恵です。人は、自分の行ないでは完全になることができず、自分の力では罪から抜け出すことができません。ただ、御子の血による贖いを受けなければなりません。神様が備えられたこの方法の他には、救いの道はありません。これは、また神様の秘密です。神様は、旧約聖書で、血の恵みの救いをかすかに現わされました。ところが、イエス様の血を通して、その計画ははっきりと現れるようになりました。この救いの秘密を私たちに現わされたので、本当に感謝です。
Ⅱ.いっさいのものが、キリストにあって一つに(10-14)
 神様が私たちを救われる最終目的は、天にあるものも地にあるものも、いっさいのものが、キリストにあって一つに集められることです。私たちは今、破壊された創造の秩序、崩れた人間関係の中に、生きています。人々は制度改善や社会運動などを通して、この問題を解決しようとします。しかし根本的には、人々が悔い改め、イエス様を通して、神様と和解しなければ、一つになることはできません。

祈り:主よ!救いの知恵と秘密を教えてくださり、感謝します。全ての人々が、この救いの秘密を知り、一つに集められるように祈ります。

一言:御子の血によって



2016年 08月 19日 (金)

エペソ1:15-23
知恵と啓示の御霊

Ⅰ.召されによる望み、聖徒の受け継ぐもの(18)
 パウロは、エペソ教会の聖徒たちが、知恵と啓示の御霊によって、神様の召されと聖徒たちの受け継ぐものがどれだけ栄光に富んだものか、を知ることを願っています。
 私たちが、世の朽ちる栄光だけを仰ぎ見るなら、恐れが生じ、結局は虚しさに陥るしかありません。また、世の栄光を得るために、罪深く醜い人生を生きるしかありません。知恵と啓示の御霊によって、私たちを救ってくださった神様の恵みと、その子どもに与えられた永遠の神様の御国を仰ぎ見なければなりません。
Ⅱ.神のすぐれた力がどのように偉大なものであるか(19-23)
知恵と啓示の御霊によって、私たちが神様を仰ぎ見る時、神様が全能の力によって、私たちの中に働かれることを知るようになります。神様の力は、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた力です。この力は、今も私たちの中に働いていて、救いに至らせています。この力を体験する者は、絶望と無気力に満ちた世の中で、勝利の人生を生きることができます。

祈り:主よ!私は、この世で、鼻をへし折られ、醜く生きていました。私にも、知恵と啓示の御霊をください。

一言:上を向いて歩こう


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