聖書別日ごとの糧   >>   エペソ[2016]

2016年 08月 22日 (月)

エペソ3:1-13
この福音に仕える者にされました

Ⅰ.この恵みをくださったのは(1-9)
 パウロは神様の奥義を知っていました。それは、異邦人たちも福音によって救いを得て、神様の働きに参加することです(6)。この奥義は、使徒たちと預言者たちの他には、知らされていませんでした。ところが神様は、今全ての人々に、この奥義を明かされるために、使徒パウロを福音の働き人としてお選びになりました(8,9)。
 パウロは、罪の奴隷として生きるしかなかった自分が変えられ、その尊い御業に仕える者にされたことは神様の恵みの賜物であると、感激を隠せませんでした(7)。私たちが福音を知り、その働きに用いられることほど、大きな恵みはありません。監獄に入れられてでも、それを担うだけの価値があります。
Ⅱ.今、教会を通して(10-13)
 パウロをはじめ使徒たちに福音を示された神様は、今もこの御業を、教会を通して成し遂げて行かれます。これは、すでに神様が定めて置いた計画によるものです。教会の使命は、全ての人に福音の奥義を明らかにすることです。
 パウロは福音を伝えることで牢に入れられました。しかし自分の職分が尊いことを知っていたので、牢に入れられても、落胆しませんでした。

祈り:主よ!私に福音の奥義を知らせ、その働き人としてくださったことに感謝します。私がこの恵みをよく担うことができるように祈ります。

一言:私の尊い職分



2016年 08月 23日 (火)

エペソ3:14-21
キリストの愛を知ることができますように

Ⅰ.キリストの愛を知ることができますように(17-19)
 パウロはまず、信仰によって、キリストが彼らの心のうちに住んでいてくださるように、祈りました(17)。キリストが私たちの心のうちに住んでおられる時、私たちはキリストの愛を悟るようになります。クリスチャンはこの愛に根ざして、その愛に基づいて生きる人です。
 というわけで、クリスチャンはイエス様の愛の広さ、愛の長さ、愛の深さを知り、その愛がどれほどであるかを理解する力を持たなければなりません。この時間、聖書に現れたイエス様の愛の広さ、長さ、深さを黙想してみましょう。
Ⅱ.内なる人を強くしてください(16,20,21)
 パウロはまた、私たちの内なる人、すなわち内面が強くなるように、祈っています(16)。外側がどうであれ、内面が弱いと、世の風潮に流されてしまいやすいのです。また、御言葉を悟っても、従いづらいです。神様は、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施してくださる、力ある神様です。私たちがこの神様の力を受ける時、私たちの内面は強くなります。
 最後に、パウロは教会により、キリスト・イエスにより、栄光が世々にわたって、とこしえまであるように、と祈りました。彼の祈りは、根本的に神様の栄光のためのものでした。

祈り:主よ!私が何よりも内なる人が強くなり、愛が豊かな人になることを願います。

一言:知識に満ち溢れるキリストの愛


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