聖書別日ごとの糧   >>   ピリピ[2012]

2012年 01月 15日 (日)

ピリピ1:1-11
感謝し、祈るパウロ

Ⅰ.感謝するパウロ(1-8)
 ピリピの聖徒たちは、本来福音を知らない人たちでしたが、パウロの伝道によって福音を受け入れ、罪の赦しの恵みを受け、福音の中で、パウロと交わるようになりました(5)。パウロは、神様がピリピの聖徒たちの中に成し遂げられたいのちの働きが、キリストの再臨の日まで成し遂げられることを信じ、感謝しました(6)。そしてピリピの聖徒たちが、パウロが投獄されている時も、福音を弁明し立証している時も、共に参加していることに感謝しました(7)。彼らは、ローマの獄中にいるパウロを、祈りと手紙と品々で支援しました(4:15,16)。パウロは、このような彼らを、キリストの心情によって、慕っていました。
Ⅱ.祈るパウロ(9-11)
 パウロは、彼らが成熟した愛の使徒になることを、祈りました(9)。知識とあらゆる識別力を欠けた浅はかな愛は、むしろたましいを病ませ、人の情に流されて、汚れた肉体の実を結ぶようになります。しかし愛が成熟すれば、真にすぐれたものを見分けることができるようになり、純真で、非難されるところがなくなります。義の実を豊かに結ぶようになります(11)。パウロは、羊たちの内面の変化と成長、そして実を結ぶ生活のために、祈りました。

祈り:主よ!私にも霊的な分別力と義の実を豊かに結ぶことのできる成熟した愛を着せてください。兄弟姉妹たちを慕い求めるキリストの心をください。

一言:イエス・キリストの心によって



2012年 01月 16日 (月)

ピリピ1:12-18
使徒パウロの霊的な喜び

Ⅰ.福音を前進させることになったのを喜ぶパウロ(12-14)
 パウロが投獄されたことで、監獄にいる親衛隊全員と、そのほかのすべての人にも福音が宣べ伝えられました(13)。彼らはローマの皇室に落ちた福音の種となり、全世界福音化の基礎になりました(4:22)。
 また、パウロが監獄の中でも屈せずに、福音を宣べ伝えたので、日ごろ弱かった聖徒たちは大きな勇気を得て、さらに大胆に神様の福音を宣べ伝えるようになりました(14)。パウロは、自分が投獄されたことによって、むしろ福音を前進させるようになったことを喜びました。
Ⅱ.キリストを宣べ伝えることを喜ぶパウロ(15-18)
 一方、ある人々は、パウロを苦しめるために、ねたみや争いをもって熱心にキリストを宣べ伝えました。彼らは、パウロがいなくても福音の御業をよく担うことができることを見せようとしました。
 しかしパウロは少しも感情的になりませんでした。むしろどんな形であっても、キリストが宣べ伝えることを喜びました(18)。彼は神様中心の人でした。喜びはすなわち幸福です。キリストに忠実な神様の人は、どんな状況の中でも、本当の幸福を受け取ります。

祈り:主よ!現実の問題にだけ縛られ、主を疑っていた罪を悔い改めます。私もパウロのように逆境の中でも、福音を前進させる神様を仰ぎ見て、喜ぶようにしてください。

一言:パウロの霊的な喜び


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