聖書別日ごとの糧   >>   ピリピ[2012]

2012年 01月 18日 (水)

ピリピ2:1-11
あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。

Ⅰ.互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい(1-4)
 ピリピの聖徒たちが同労するためには、何に力を入れるべきでしょうか。第一に、競争心と虚栄心を捨てなければなりません。競争心と虚栄心は争いを招きます。第二に、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思わなければなりません。人を自分よりも優れた者と思い、謙遜に学ぶ人は絶えず成長します。第三に、自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなければなりません。
Ⅱ.あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい(5-11)
 傲慢は、私たち人間の罪深い本性です。私たちがどのようにして、謙遜になることができるのでしょうか。5節をご覧ください。「あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。」イエス様は神様の御姿でした。しかしその全ての栄光と権威をお捨てになり、しもべの姿にまで低くなられ、十字架で死ぬまで、神様に服従されました。
 このイエス様の心構えでいる時、私たちはいくら傲慢な者であっても、主の愛と謙遜を抱いて、仕えることができます。神様は、ご自分を無にして低くなったイエス様を高く上げられました(9,10)。すべての名にまさる名をお与えになり、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、イエス様の御名によって、ひざをかがめるようにされました。

祈り:主よ!傲慢にふるまい、多くの人々を傷つけた罪を悔い改めます。私が主の心構えを持ち、謙遜なしもべになるように、助けてください。

一言:キリスト・イエスの心



2012年 01月 19日 (木)

ピリピ2:12-18
恐れおののいて自分の救いを達成してください。

Ⅰ.恐れおののいて自分の救いを達成してください(12,13)
 神様の教会を引っ張って行く方は、目に見える人ではなく、私たちの内におられる神様です。神様は、ご自分のみこころに従って、私たちに望みを置かれ、働かれます。
 それで、私たちは人の視線を気にせず、いつも従順であったように、神様の御前で、恐れおののいて自分の救いを達成しなければなりません(12)。目に見える人の前で、信仰生活する人は、二重生活をするようになり、決定的な瞬間に信仰を失い、つまずいてしまいます。
Ⅱ.つぶやかず、疑わずにいなさい(14-18)
 聖徒たちの共同体では、互いにつぶやきと疑いがあってはなりません(14)。神様の子どもたちは、その生活において、曲った邪悪な世代の中にあって傷がなければなりません。そしていのちのことばをしっかり握って、従うことで、逆らう世の人々の光にならなければなりません。
 使徒パウロは、ピリピの聖徒たちが世俗主義に染まらず、世の人々の模範になることを、切に願いました。そうした時、キリストの日に、主の称賛を受けることができるからです。パウロは羊たちのためなら、自分が殉教の血を流すようになっても喜ぶ、と告白しました(17)。彼は本当の牧者です。

祈り:主よ!この罪人が神様に対する恐れをなくし、愚かなに行なっていたことを悔い改めます。私がいつでも恐れおののいて、自分の救いに至るように助けてください。

一言:私の内に行なわれる神様


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