聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅰ[2013]

2013年 09月 12日 (木)

1テサロニケ1:1-10
信仰のうわさ

1.すべての信者の模範(1-7)
 パウロは、第二次伝道旅行の時、テサロニケ教会を開拓しましたが、ユダヤ人の迫害のために、その基礎を堅くすることができないまま、離れて行かなければなりませんでした。それにも関わらず、彼らは信仰の模範を見せて、よく成長していました。ところが、あやまった終末論のために、苦しみを受けるようになりました。パウロは、彼らを激励するとともに、正しい終末論を教えるために、この手紙を書きました。
 テサロニケ教会は、短い歴史と迫害の中でも、信仰によって、福音の御業に仕えていました。また、愛によって、兄弟たちのための全ての労苦を担い、イエス様の再臨に対する望みによって、耐え忍んでいました(3)。彼らが、そのようにできたのは、福音が言葉だけによったのではなく、力と聖霊と強い確信とによったからです。また、彼らが多くの苦難の中でも、聖霊が与える喜びによって、御言葉を受け入れ、主を見習ったからです。
2.信仰の噂(8-10)
 テサロニケが、聖徒たちを通して、マケドニヤとアカヤと、あらゆる所に響き渡ったのは、御言葉だけではなく、彼らの信仰です(8)。彼らの信仰が、このように伝わっていけたのは、第一に、彼らが偶像を捨てて、神様に立ち返って、神様にだけ仕えたからです。第二に、死者の中からよみがえられ、天から来られるキリストを待ち望みながら、生きたからです。神様にだけ仕え、イエス様を待ち望む生活は、香りをはなちます。

祈り:主よ!主の御言葉がむなしく消え去るこの時代に、私の信仰の噂が至る所に響き渡るように、助けてください。

一言:信仰の噂が響き渡るように


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