聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅰ[2017]

2017年 02月 22日 (水)

Ⅰテサロニケ3:1-13(8)
あなたがたが主にあって

  
  テサロニケ教会は、パウロの3週間の伝道によって開拓された、設立間もない、まだ根が弱い教会でした。5節を見ると、誘惑者がいてほかの教えで彼らの福音信仰を誘惑していました。もう少しで誘惑者の教えに陥って、信仰を捨ててもおかしくない状況でした。根が弱いのに、非福音的な教えを受けて、患難が多くなれば福音信仰が揺れるようになります。パウロはこれを知って、もはや我慢できなくなり、この手紙をテモテに送って、彼らを助け彼らの信仰を正しく立てようとしました。パウロは彼らの中に植え付けられた福音と彼らのための苦労が無駄にならないように、また彼らをどうしても守り抜くために心を注ぎました。
  パウロは、テサロニケから帰って来たテモテから、彼らが相変わらず信仰の中心がはっきりしていて、患難の中でお互いに愛し合い忍耐しているという知らせを聞きました。信仰は、難しさの中でも神様が共におられ守ってくださることを信じる事です。愛はいくら難しい状況になったとしても主権信仰を持って互いに赦し、耐え忍ぶことです。彼らは信仰と愛によって困難を克服していました。それだけではなくパウロ達に会いたがっている事が分かりました。パウロはこのような報告を受けて、大きな慰めを受けました。「あなたがたが主にあって堅く立っていてくれるなら、私たちは今、生きがいがあります(8)」。パウロは彼らの顔を見たい、信仰の不足を補いたいと、昼も夜も熱心に祈りました。それゆえ、彼らが主にあって堅く立っているという知らせを聞いた時は、生きがいがありました。ここにパウロの牧者としての真心と愛があります。パウロは私たちの主イエスが彼らを私たちの父なる神様の御前で聖く、責められるところのない者としてくださいますように祈りました。
  
  

適用:主にあって堅く立っていますか。

一言:今、生きがいがあります


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