聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅰ[2022]

2022年 02月 22日 (火)

テサロニケ人への手紙第一5:12-28(18)
神があなたがたに望んでおられること

 パウロは共同体の生活に必要なみことばを送ります。まず、指導者の労苦を重んじるようにと言います(12)。彼らは任せられた羊たちに対する責任を負っています。時には励まし、時には訓戒もします。人を指導し、世話をし、責任を負うのは大変難しいことです。ですから、聖徒たちは、指導者たちの労苦を重んじ、彼らを尊く思い、尊敬を払うべきだと言います。牧者は、イエス様のしもべとして羊たちに仕えないといけません。羊たちは牧者に尊敬を払い、仕えるべきです。また、お互いに平和を保つことです。聖徒たちとの間での平和と指導者との間でも平和でいるべきです。平和があるところに聖霊の御業が働き、聖霊が働かれるところには、兄弟がともにする美しい御業があります。共同体の中で、怠惰な者を諭し、小心な者を励まし、弱い者の世話をし、すべての人に対して寛容であることです。また、いつも善を行うように努めなければなりません。

 神様が聖徒たちに望んでおられることは何でしょうか。いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい、です。この御言葉は、大晦日の日に学んだばかりではありますが、神さまの私たちへのみこころを、今年一年間も覚えておくことができるように、もう一度思いを巡らしてみましょう。神様は、いい時だけ喜び、いい時だけ感謝するように望んでおられません。いつも喜び、すべてのことにおいて感謝できる理由はどこにあるでしょうか。それは、いつも(in all circumstances)神様のみこころと摂理があるためです。神様がいつもともにおられるからです。苦しみの時にも、神さまの深い愛は注がれ続けており、私たちとともにおられます。神様の愛を確信しているなら、私たちはどんな中にあっても感謝し、笑うことができます。感謝は成熟した信仰の最たる特徴であり、感謝する時、御霊が消えることなく、私たちの信仰がイエス・キリストの来臨の時まで美しく保たれます。



適用:苦しい時にも感謝していますか

一言:すべてのことにおいて感謝しなさい


<<(1)    前のページ(4)    (5)>>

聖書別日ごとの糧