聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅱ[2022]

2022年 02月 23日 (水)

テサロニケ人への手紙第二1:1-12(5)
苦しみの意味

 テサロニケの聖徒たちが、ユダヤ人や同族からの迫害と患難にあっても、信仰と愛が成長し、増し加わっていることにパウロは感謝を伝えています。彼らの忍耐と信仰をほめています。では、テサロニケの聖徒たちが直面した苦しみは何を意味するのでしょうか。第一に、神の国にふさわしいものと認められるためです。火によって純金を製錬するように、神様はテサロニケの聖徒たちの信仰を、試練と患難の火で鍛錬され(Ⅰペテロ1:7)、純粋な信仰になるようにされます。神様は愛する子を、人の杖、人の子のむちをもって懲らしめられ(Ⅱサムエル7:14)、神の国にふさわしいものと変えてくださいます。神の国は神様がおられる聖なる場所です。ですから、聖なる神様のご性質にふさわしいものだけが入ることができます。第二に、患難は神様の正しいさばきがあることの証拠です。神様は苦しめている者をそのまま放っておかれません。必ず、報いとして苦しみを与えられます(6)。神様の正しいさばきを下されます。反対に、苦しめられている者に、報いとして安息を与えられます。

 私たちは、神の国に入るために、多くの苦しみを経なければなりません(使徒14:22)。しかし、必ず神様の正しいさばきの日が来ます。その日、主は患難に打ち勝ったしもべに栄光と安息を与え、彼らを通してあがめられ、信じたすべての者たちの間で感嘆の的となられます。この栄光を待ち望む聖徒たちはどうすべきでしょうか。苦しんでも、召しにふさわしい歩みを続けることです。善を求め、信仰から出た働きを実現してゆくことです。これらすべてのことを通して、主の栄光を現してゆくことです。



適用:苦しみの中にいますか

一言:神の国にふさわしいもの


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