聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅠ[2013]

2013年 07月 05日 (金)

1テモテ5:1-16
真に混じりけのない心で

 パウロは、福音の働き人が一人一人にどのように接するべきか、を教えています。働き人は、神様のしもべという理由から、聖徒たちから愛と尊敬を受けます。その時、働き人は、自分が何者かであるかのように心が高ぶって、自分勝手にふるまってしまいがちです。しかし働き人は、誰であっても謙遜な心で接し、仕えなければなりません。年寄をしかってはならず、父親に対するように勧めなければなりません。若い人たちには兄弟に対するように、暖かく接しなければなりません。年取った婦人たちには、母親に対するようにしなければなりません。何よりも、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなければなりません。当時、やもめは生活にも困っていました。働き人は、ほんとうのやもめを敬わなければなりません。彼女たちを尊く思い、接しなければなりません。子どもか孫かがいるなら、まずこれらの者に、両親によく仕え、孝行するように助けなければなりません。また、親戚がいれば、彼らが顧みることで、教会の荷とならないようにしなければなりません。本当のやもめで、身寄りのない人は、望みを神様に置いて、昼も夜も、絶えず神様に祈る者です。そのようにせず、自堕落な生活をしているやもめは、生きてはいても、もう死んだも同様な者です。それで、彼女たちをよく助け、そしりを受けることのないように、しなければなりません。若いやもめは、結婚して、子どもを産み、家庭を治めるようにしなければなりません。そうすることで、家々を遊び歩かず、悪い影響を与えないようにしなければなりません。働き人は、一人一人を尊く思い、それぞれにふさわしく助けなければなりません。何より、兄弟たちには謙遜に、姉妹たちには真に混じりけのない心で、接しなければなりません。

祈り:主よ!私が、謙遜と混じりけのない心で、兄弟姉妹たちに仕えるように、助けてください。

一言:真に混じりけのない心で



2013年 07月 06日 (土)

1テモテ5:17-6:2
長老たちに対して

 長老たちは教会の年長者であり、信仰の大人として、教会を治め、指導する者です。テモテのような働き人には、最も大切な同労者です。また、若い働き人には、最も苦手とする相手になることもあります。しかし長老たちに対しては、根本的に尊敬する姿勢を持たなければなりません。特に、よく指導の任に当たっている長老は二重に尊敬しなければなりません。その中でも、御言葉を宣べ伝え、教えるために骨を折っている長老に対しては、丁重に扱わなければなりません。これこそが、福音の御業において、もっとも大切なことです。特に、神様は、「穀物をこなしている牛に、くつこを掛けてはいけない。」と言われました。それで、労苦している長老たちに対して、それにふさわしい報酬である尊敬を受けるように、しなければなりません。
 長老の咎と罪に対して、教会は慎重でなければなりません。「長老が罪を犯した」と言って、誰かが訴えた時、教会は、二人か三人の証人がなければ、受理してはいけません。しかし、罪を犯していることがはっきりとしているなら、全ての人の前で責め、ほかの人をも恐れさせなければなりません。長老の反発を恐れたり、体面を立てようとするなら、教会が真理に立つことができません。また、罪がパン種のように広がって、教会に悪い影響を及ぼすようになります。何より、指導者は人に対する偏見を持ってはなりません。また、一方だけをかたよって、聞いてはいけません。誰にでも軽々しく按手をしてはならず、他の人の罪に関わりを持ってはなりません。まず自分を清く保つことに力を入れなければなりません。結局は、良い行ないは必ず現れ、そうでない場合でも、隠されることはないからです。

祈り:主よ!私が、兄弟たちをよく治め、特に御言葉を教える人々を尊敬し、従って行けるように、助けてください。

一言:御言葉を教える者を尊敬しよう


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