聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅠ[2020]

2020年 10月 25日 (日)

テモテヘの手紙第一6:3-10(6)
 満ち足りる心

 使徒パウロは、満ち足りる心を伴う敬虔こそが、大きな利益を得る道だと言っています。満ち足りる心とは、与えられたことに満足し、感謝する心を言います。満ち足りる心が、敬虔に大きな利益になることは、お金に対する欲と貪欲から離れ、神様だけに頼るからです。満ち足りる人たちは、お金に対する貪欲でいっぱいになった人たちと区別された生き方をします。当時、エペソ教会には、異なる教えを話し、敬虔を、お金を稼ぐ手段として利用する偽教師たちがいました。パウロは、そんな彼らのことを、イエス・キリストの御言葉と敬虔に関する教訓に従わない者たちで、高慢で、何も知らない者たちだと言っています。私たちは、この世に何も持ってきませんでした。神様は、私たちに、貴いいのちを御恵みで与えて下さいました。ですから、現在、食べ物と衣服があれば、満足し、感謝することができます。ところが、他の人と比較して、もっと富もうとする人は、誘惑と罠、人を滅びと破滅で沈める、愚かで有害な多くの欲望に陥ります。金銭を愛することが、あらゆる悪の根となり、信仰から迷い出て、多くの苦痛で自分を刺し貫くようになります。しかし、満足する人は、常に神様を考え、神様を最も愛する人生を生きることができます。


適用:満ち足りていますか

一言:神様が下さったすべてに感謝しなさい



2020年 10月 26日 (月)

テモテヘの手紙第一6:11-21(12)
信仰の戦いを立派に戦いなさい

 神様を信じる人は罪悪を避け、義と敬虔、信仰と愛、忍耐と柔和を熱心に求めましょう。また、信仰の善なる戦いを戦わなければなりません。信仰生活は、信仰を守り抜くか、信仰を奪われるかの激しい霊的戦争だからです。ですから、どんなことでも神様を信じ、最善を尽くしていきましょう。信仰の善なる戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちの獲得を目指しましょう。このことのために、私たち信者は召されました。イエス様が再臨されるまで、私達は傷のない、非難されるところのない者であり続けるように、信仰の戦いを立派に戦わなければなりません。将来私たちがお会いする神様は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、ただひとり死のない方であり、近づくこともできない光の中に住まわれ、人間がだれひとり見たことのない、また見ることのできない方です。この方に会えることを望んでいる私たち信者が、この世ですべきことは、信仰の戦いを立派に戦うことです。
 富んでいる者たちは、財産に望みを置くので信仰を持ちにくくなります。しかし、財産は減ったり失ったりするものであり、確実でないため、まことの望みにはなりえません。富んでいる者たちは金銭にではなく、神様に望みを置かなければなりません。神様は、私たちが必要とするすべてのことを惜しまずに与え、楽しみを与えて下さる方です。富んでいる者は、良い行いに励んで施すことを通して富みの豊かさを味わうようにしましょう。本当の喜びは、分け与え、施すときに受けるものです。このようにするなら、天に宝物を蓄えるようになります。これが未来のためのしっかりとした基となり、まことのいのちへと至らせてくれます。


適用:永遠のいのちを得るために戦っているでしょうか

一言:戦いなさい


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