聖書別日ごとの糧   >>   テモテⅡ[2009]

2009年 07月 25日 (土)

テモテへの手紙第二4:1-8
みことばを宣べ伝えなさい

Ⅰ.時が良くても悪くてもしっかりやりなさい(1-5)
 パウロは、神様の御前で、さばき主キリスト・イエスの御前で、その現われとその御国を思って、おごそかに命じました。「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(2)。世の中がどのように動いても、クリスチャンは最前線で御言葉を宣べ伝えなければなりません。御言葉の中にだけ救いがあり、本当の望みがあるからです。しかし御言葉を宣べ伝えることは容易なことではありません。人々が健全な教えを嫌うために、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行きます。それで私たちは御言葉を宣べ伝えて落胆し、放棄してしまいがちです。ところがパウロは「時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」と言いました。商売する人は景気が悪くても、師走の書き入れ時でなくても、品物を売るために手段を選びません。まして福音を任された私たちはどんな悪条件の中でも御言葉を宣べ伝えなければならないのです。「みことばを宣べ伝えなさい。」これは絶対的であり、遂行されなければならない神様の命令です。この命令に聞き従って、滅び行く世の中を救いましょう。
Ⅱ.義の栄冠が私のために用意されているだけです(6-8)
 パウロは御言葉を宣べ伝えることに生涯をささげました。たとえ苦難を多く受けても、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通したことを誇りに思いました。それだけではなく、自分のために用意されている義の栄冠を考え、彼の心は大きな望みで満ちています(8)。

祈り:主よ!私に伝道の特権をくださり感謝します。時が良くても悪くても身言葉を宣べ伝えます。

一言:時が良くても悪くてもしっかりやりなさい



2009年 07月 26日 (日)

テモテへの手紙第二4:9-22
ともに立ち、力を与えてくださった主

Ⅰ.どうか、彼らがそのためにさばかれることのありませんように(9-16)。
 パウロは、多くの羊たちを助けました。しかし彼らの中の多くの人々がむしろ彼に敵対しました。そのような時であるほど、最後まで信仰の中心を守った同労者たちがいとおしく懐かしいものです。それでパウロはテモテが早く彼のもとに来ることを節に待ちました。またマルコもともに来ることを願います。信仰の戦いをした同労者たちが何人いても、共にいることは私たちにとって大きな慰めと力になるのです。
 しかしパウロは敵対し離れた人々を非難しませんでした。むしろ彼らを許しました(16)。パウロは同労者たちを愛しましたが、自分に敵対した人々もやはり愛しました。牧者はこの二種類の愛を持たなければなりません。
Ⅱ.みことばが余すところなく宣べ伝えられ(17-22)
 使徒パウロは敵対し離れた人々のために心に苦痛がありました。しかし彼はそこに捕われて無気力になったり、彼らを呪いませんでした。それは主がともに立ち、力を与えてくださったことを覚えたからです(17)。そして彼が伝えた御言葉が余すところなく宣べ伝えられ、すべての国の人々がみことばを聞いて救いを得るようになることを望みました。苦難な時、苦痛に打ち勝つ道は、共におられ、力を与えてくださる神様を仰ぎ見ることです。

祈り:主よ!去って行った羊たちを考えれば心が痛みます。しかしこの時間、私と共におられ、私に力を与えてくださる主を仰ぎ見ます。私がこの問題から早く抜け出し、御言葉を宣べ伝えることに力を入れます。

一言:自分の痛みより福音の御業を


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